過小評価コメディアンのエディ・グリフィンの好きなコト『Eddie Griffin: Undeniable』
『Undercover Brother / アンダーカバー・ブラザー (2002)』などでお馴染みのエディ・グリフィンのスタンダップコメディ・スペシャル。ショータイムにてTV放映。エディ・グリフィンはもっともっと有名になってもいいはず!と私は思っている。どういう訳か過小評価されているコメディアンの1人。もちろん、スタンダップコメディも面白いが、映画やTVでも面白い!『アンダーカバー・ブラザー』もそうだし、『Double Take / ダブル・テイク (2001)』とかマスターPと作った『Foolish / 日本未公開 (1999)』とか好き。脇では、デンゼル・ワシントンの『John Q / ジョンQ -最後の決断- (2002)』とか『The Meteor Man / スーパーヒーロー・メテオマン (1993)』とかで良い感じだった。私はTVシリーズの『Malcolm & Eddie / 日本未放送 (1996-2000)』が大好きで、放送された分は全てDVDに落として持っている程!オフィシャルのDVDはシーズン1までしか出ていないので貴重。という訳で、エディのスタンダップコメディを。
ボストンの大きな会場。みんなのエディへのツイッターの書き込みメッセージが映し出される。エディが登場し、トランプをいきなり「オレンジ」と呼び、トランプと観客を挑発していく...
と、時期的にもトランプの話題が多い。ここ最近、コメディアンのスタンダップコメディ・ライブの放映・配信が立て続けにあったが、その中でもエディが一番批判していた。何ていうか、一番一般人の声に近いかなとも感じた。コメディアンだから上手い事言ってやろうという感じではなく、率直な一般人の...特に若い人たちの意見という感じを受ける。そう、若い兄ちゃんがCNNのトランプのニュースを見ながら、ブツクサ言っている...そんな感じを受けた。
そして下ネタコーナーに突入。かなり濃厚です。でも、実体験を元にというか、実体験から得た妄想で濃厚に語られていきます。それにしても、エディ・グリフィンもこの前のキャット・ウィリアムスも「年取った」下ネタが増えてきた。
最後はエディお得意の物まねコーナー!ずっと一緒にツアーしていた盟友の故チャーリー・マーフィの物まねは愛情たっぷり彼との思い出と共に。バーニー・マック、プリンス、マイケル・ジャクソン、サミー・ディヴィス・ジュニア、リチャード・プライヤー...と、エディが影響を受け愛した故人をよみがえらせてくれた。私、前々からずっと書いているのですが、サミー・デイヴィスの自伝映画が出来るならば、エディ・グリフィンかトミー・デイビットソンにやってもらいたいのです。エディは『Foolish』でのサミーが最高でしたから。
エディが愛するものへの敬意と嫌いな物への警告。それをとても感じるスタンダップコメディ。
Eddie Griffin: Undeniable / 日本未公開 (2018) (TV)(1625本目:3.5点)