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マーロン・ウェイアンズの魅力が丸裸『ネイキッド』

甘えん坊で構ってちゃん、しつこいけれど兎に角ついてくるので、どうも憎めない。最後だし甘やかしてしまえ!やっぱり可愛い、とにかく可愛い。という末っ子の特徴であり魅力が出まくっているのがマーロン・ウェイアンズ。それもその筈。10人もいる兄弟の末っ子なのだから、末っ子気質が自然と出まくってしまう。そんなマーロン・ウェイアンズが主演・脚本・制作のNetflix作品。

ロブ(マーロン・ウェイアンズ)は非常勤講師、非常勤の方が気楽なので先生になるつもりはあんまり無くて、今回も非常勤ではなく先生にならないか?と誘われたが、取りあえず保留。仕事も子供も割と好きな方で、生徒からも好かれている。そんなロブは、サウスカロライナチャールストンで結婚を控えていたが、飛行機に乗り遅れた。次の便も満員で明日の結婚式に絶対に間に合わない。絶望的な時、席を譲ってくれる人が現れた。フィアンセのミーガン(レジーナ・ホール)だった。ミーガンはそんな予感がしていたので、先に次の便を取っておいたのだ。無事に結婚式をする教会に着いた2人は、ロブの母キャロル(ロレッタ・ディヴァイン)と介添人ベニー(J.T.ジャクソン)、そしてミーガンの父レジナルド(デニス・ヘイスバート)が待っていた。成功しているレジナルドはフラフラしているロブとの結婚を良く思っていなかった。ミーガンの元彼で自分とビジネスを共にしているコディ(スコット・フォーリー)の方が相応しいと思っていた。ミーガンは女友達とバチェロット・パーティに繰り出したが、ロブはベニーと2人でひっそりと飲んだ。...が、朝起きたら、ロブはホテルのエレベーターで全裸だった!しかもウェディングベルが鳴る前に結婚式を終わらせないと、また同じホテルのロビーで全裸で寝ているところに戻ってしまい...

面白かった!『Mo' Money / モー・マネー (1992)』との出会いからウェイアンズ研究をはじめ、もうその歴も25年になってしまった。マーロンはその『モー・マネー』でデビューしているので、マーロンとも25年。25年間ずっと見続けた私だから書くけれど、正直マーロンが作る(出演するじゃなくて)単独の映画はイマイチだと思っていた。マーロン独特のしつこさが本当にしつこくて面白くないと思っていた。彼はしょっちゅう裸になるしお尻も何度も見せているけれど、やっぱり下ネタもしつこくて、飽きちゃう。だから正直、このタイトルとポスターを見た時には、マーロンの悪い所が出ているなと楽しみではなかった。所が面白いのだ。彼独特のしつこさが同じシーンをやり直すという所に今回も出ているが、それを逆に物語にしちゃった所が上手かった。今回は段々と進化&成長していて最高だった。最初は敵だと思っていた警察官コンビやバイカーたちと仲良くなっていくのが本当に素晴らしかったし、笑った。最初から敵じゃないブライアン・マックナイトも最高!ブライアン・マックナイトは、ウェイアンズ家と仲良いんだろうね。前にデーモン・ウェイアンズTVシリーズでもブライアン・マックナイトとして出演して歌っていたし。TVシリーズ『スキャンダル』スコット・フォーリーの悪役も良いね。本当にムカついたもん。デニス・ヘイスバートはこういう役が多くなったね。そしてなんといってもロレッタ・ディヴァイン!!70年代からファンク系のバックアップシンガーとして活躍し、ジョージ・クリントン御大にスライ・ストーンにコン・ファンク・シャンのベースと浮名を流した母親役。いい雰囲気の女優さん。『Waiting to Exhale / ため息つかせて (1995)』の時から大好き。今回も最後良いエンディングが待っている!キャラ設定からだろうなーと予期はしていたけれど、それでも笑った!

やっとマーロンの魅力が自分で出せる映画に出会えた。みなさん、これこそマーロン・ウェイアンズですよ!末っ子成長した!泣ける。25年分の私が泣ける。

Naked / ネイキッド (2017) (VOD)(4点:1574本目)