The Perfect Guy / 日本未公開 (2015) 1417本目
『The Martian / オデッセイ (2015)』とどっちを観ようか迷ったけれど、こっちを。あっちにはキウェテル・イジョフォーやドナルド・グローバーが出ているので後ろ髪を引かれる思いだったが、共演のキウェテルよりも主演のマイケル・イーリーでしょ!ってな訳ですよ。あっちはみんな見るでしょうし、こっちは誰も見ないかもしれないですし。しかも『Menace II Society / メナース II ソサエティー/ポケットいっぱいの涙 (1993)』以来、タイガ・ウィリアムスが脚本を書いているっていうじゃないですか!
喧噪を極めたロサンジェルスの街。リア(サナー・レイサン)は、黒のキャデラックで出勤。ロビーストという仕事をして成功している。立ち寄ったコーヒーショップで、仕事が忙しいのもあってボケーとしていたら、超イケメン男子が助け船を出してくれた。しかも「忙しそうだから、先にコーヒー貰いなよ」とレディファースト。余りのイケメンぶりに、また見とれてボケーとするリア。しかしリアには彼氏が居た。先ほどのコーヒーショップで出会ったイケメンに負けない程のイケメン彼氏デイブ(モリス・チェスナット)。しかしデイブは結婚する気は今の所無かった。けどリアも35歳。そろそろ結婚したい。子供を産むならもう時間はそんなに残っていない。と、リアは急にデイブと別れた。そして2か月後。いつものお気に入りのレストランで友達を待っていたが、ドタキャンされた。しかもどこからどうみても魅力的ではないオヤジからのナンパ。超ウザすぎる。「彼氏を待ってるの」と嘘をつくリアだが、オヤジもへこたれない。「あー、ハゲオヤジ、ウザい!」と困っていたら、またあの超イケメン男子が「あ、ごめんね、待たせて」と登場!超イケメン男子はしつこいハゲオヤジに「何か用か?消えろよ」と追い払ってくれた。まさかの王子様登場に、リアはときめく。2人はそのまま食事をして意気投合。帰りのキスの完璧さにもリアの興奮は抑える事が出来なかった。その超イケメン男子は、カーター・ダンカン(マイケル・イーリー)。リアとカーターはデートを開始していくが、リアはあまりカーターの事は知らなかった。しかしそんな事を気にせず、リアは夢中。サンフランシスコに住む両親にまで紹介してしまう。デイブは2年も付きあって紹介もしていなかったのに。しかしその帰り道、珍しい車に乗ったカーターの車の事をリアに聞いてきた男性を、カーターは殴り殺そうとした。リアはカーターを避けるようになるが、カーターは執拗にリアを追い...
という訳で、あのマイケル・イーリーがストーカーですよ!ストーカーされるのは苦痛だが、マイケル・イーリーなら...ってつい思ってしまいますよね。これが、結構強烈なストーカーを演じてますのよ。でも、見た目がヤヴァイ奴がこの役を演じていたら、恐怖でしかなったと思う。2重人格の男。悲しい過去を持つ男。という訳で、なんだかマイケル・イーリーに肩入れしちゃう自分が居るwww。そういえば、イドリス・エルバも『No Good Deed / 善き人に悪魔は訪れる (2014)』にて、ストーカーではないけれど、似たような役を演じてましたよねー。最近の黒人映画のトレンドかしらね?男前をセクシーな犯罪者にしてしまうという。という訳で、この手の映画でありがちなシャワーシーン多い。っていうか、シャワーシーンで始まる。そして『No Good Deed』と同じく、相手がイケメンだったから、女性は無防備になってしまったパターン。まあ仕方ないよね。どんな女性だって、イケメンが目の前に現れたら、そりゃ理性なんて失うでしょ!っていう盲点が描かれている。いかにも気持ち悪い男が現れたら、そりゃ警戒心バリバリで対応出来たのに!っていうね。私だってマイケル・イーリーとかイドリス・エルバとか玉木宏が現れたら、速攻ついていくし、家に入れる!悩む事は1秒も無いね!っていうか、玉木宏が2重人格であっても、もうそうなったらそれでも良いや!とまで思うね。でもさ現実的な話、マイケル・イーリーや玉木宏級のイケメンはストーカーする必要がまず無いよね。される事はあってもする事は絶対にない!イケメンはさ、次がある事を理解しているから、別れ際もサッパリとイケメン。なのでサスペンスというより、ファンタジー映画なのかも?ね。妄想小説というか...って、これをあの『メナース・II・ソサエティ』のタイガ・ウィリアムスが書いたって!!と驚くばかりです。私の妄想かと思った。
まあでもイケメンでもイケメンじゃなくても、ストーカーは絶対にダメですよ!犯罪ですから!!!
ベッドの下のアノ人とか、夜中に一人で立体駐車場でヒールでコツコツとか、笑えるシーンも多かった。でもそれ以外はまーとにかくセクシー。
(3.5点/5点満点中:10/12/15:劇場にて鑑賞)