あのウィル・スミスが地球を救いに戻ってきた〜!
っていうか、もう隠居しちゃうんですか?って位に、中々戻ってこなかったよね。その間、地球はヤバかったよ。日本海では北からミサイル飛んでたしさ。中東ではまた喧嘩してたしさ。しかもウィルの子供たちが「The Karate Kid / ベスト・キッド (2010)」や、メタル並みに頭を揺らした曲「Whip My Hair」で成功しちゃって、本人は益々隠居しちゃった。自分の映画制作会社も大当たり。挙句の果てには、嫁のテレビシリーズの撮影中に訪れて、KYな空気でみんなに嫌がらせして煙たがれたり。何やってるんだよ、ウィル!やっぱり、ウィルには地球を救うのが一番似合ってるんだよー!!と、私の心の叫びが通じたのか、やっと戻ってきてくれた。あの黒スーツで!!
撮影中にも色々なトラブルで、撮影が延びたりと... まあそんなニュースばかりだったので、実はそんなに期待していなかった。ソコソコ面白い程度だと思ってましたよ。所が面白いじゃんねー。脚本の勝利って感じがしましたよ。1969年にタイムスリップする事で、色々なドラマをうみ、更にはノスタルジックにもなって、感傷的になっちゃう。そこには想像しなかった凄い結末が待ってましたよね。うーん、脚本が上手い。しかも今は残念ながら亡くなっている有名人が登場してくるのも面白い。面白過ぎる!しかも1969年は面白い年で、万年駄目チームのニューヨーク・メッツが優勝しちゃった年でもあったりするので、それが上手く絡んでますよね。そしてアポロ11号。そしてあの人が、まさかあれだとは思わないじゃん。思わずえぇーとなって、泣いちゃうよね。まさかこの映画で泣くとは思わなかった。男の友情の作り方。固いね。
あと上手いと言えば、ジョシュ・ブローリンね。彼を登場させた事で、マンネリ感を解消。新鮮さがアップ。元々、エージェントKにはそんなに愛想はなかった。でもブローリンはちょっとだけ、明るい。そこの具合が良かったよね。何か最後もちょっとだけ不器用な所と、そんな彼がガツガツ走る姿にちょっとだけ胸きゅん。ブローリンの走る姿って、安定感ないじゃないですか。ウィル・スミスみたいにカモシカが走るような躍動感なんて皆無。そんな彼がガツガツと不器用に走る姿に胸きゅんでした。
私、個人的に笑ったのが、エージェントJが1969年にタイムスリップした時に、クラッシックカー(まあ当時は最先端の車ですけど)に乗った時に上手く路駐出来なかった事。その時の黒人云々の台詞も面白いけど、個人的にはアメリカ人の酷い駐車を見慣れている為、そっちの方が面白かった。やっぱりかい!
「メン・イン・ブラック」シリーズと言えば、有名人のカメオ出演。レディ・ガガとかニコール・シャージンガーはすぐに分かったけど、ジャスティン・ビーバーは全然気がつかなかった。どこに居た?個性的じゃないから分からなかったー。
メインの曲はピットブル。嫌いじゃないけど、やっぱりウィルの能天気な曲の方が好きだわー。まあ、またウィル・スミスはサラリと地球救うよね。上手いよ、さすがに上手いよ...でもちょっとだけ演技が下手になった気がした。ホンのちょっとだけね。確実に隠居のせいだと思う。それでもやっぱり地球救わせたら、彼の右に出る者はいないと思いますけどね!!ありがとう、ウィル・スミス!これで安全に暮らせる。
(4.5点/5点満点中:12/4/12:DVDにて鑑賞)