いやー、マジカッコいいわ、マイケル・ジェイ・ホワイト!!まあ私だっていつかは死ぬでしょ。その瞬間にマイケル・ジェイ・ホワイトが現れて、映画でよく見るみたいに羽交い絞めで首をコキっとやって殺されたいね。ちょっと抵抗する振りして、最後にマイケルの匂いかぐけどさ。まあそんな話はどうでもよくて、この映画によって、マイケル・ジェイ・ホワイトは黒人として初のアニメキャラクターのヒーローを演じたのです。まー、スタジオ側はよくお金出したと思うよ。しかもまだこの頃はマイケル・ジェイ・ホワイトもそんなに有名じゃないからね。今でも...とかいう意地悪な声は、(∩゚д゚)アーアーきこえなーーい。
スポーンは地獄によって運命を翻弄された男。地獄によってその偉大なパワーを手に入れたけど、元々の性格からそのパワーをアンチヒーロー的な使い方をしている。まあ切ない訳ですよ。システム、ザ・マン、権力者...によって命すらをも操られ、死んだ後にだって、その運命を牛耳られてしまう。そんな感じって、黒人の境遇と似ている。いきなり捕らえられて、不潔で窮屈な船に乗せられて、やっとなんとかたどり着いたと思ったら売られて、働かされて、結婚しても別々にされたり、そして何も残せず死んで、でも死んでも隔離された墓に入れられて... 切ない。スポーン、切ないよー!!
マイケル・ジェイ・ホワイトのあの筋肉質でムチムチした体は、ああいうヒーローキャラのムチムチのスーツに良く合ってるよね。そしてマイケル・ジェイ・ホワイトの綺麗な蹴りも最高だったけど、クラウンを演じたジョン・レグイザモも凄かった。感想にすっかり書くのを忘れちゃったけど。下品で最低なクラウン。クレジット見るまで、レグイザモと分からない位。ずっと知らないイギリスの俳優辺りが演じると思ってたもの。軽快に演じてましたね。レグイザモは本当に芸達者。あんな憎たらしいキャラクターを演じられるのも彼だけ。
唯一の不満があるとすれば、あの男前なマイケル・ジェイ・ホワイトの顔があんまり見れない事かなー。勿体ないわー。しかもあんなに不細工になって... まあそのギャップも切ないのよね。あんなに男前で強くて完璧な男が陥れられてしまう。でもアンチヒーローになるって辺りがね、最高なのよ。
というかさ、未だに黒人のアニメキャラって少ないよね。主役級は未だにない。もっともっと見たいわよ。「スポーン2」とか「スポーン・ザ・リターン」とか見たいわよ!!!まだまだマイケル・ジェイ・ホワイト、いけるで。
(4点/5点満点中;6/4/12:DVDにて鑑賞)