Cast >> Laurence Fishburne
Director >> Michael Stevens
Writer >> George Stevens Jr.
Producer >> Michael Stevens
Genre >> Drama
総合ポイント >> 5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 5
Law is my weapon
黒人で初の最高裁判所判事となったサーグッド・マーシャル(ローレンス・フィッシュバーン)。マーシャルは50年以上も法に彼の全てを捧げ、法を武器にして戦ってきた。母校ハワード大学で、マーシャルは1人自分の半生を振り返っていく。
サーグッド・マーシャルは法で戦った。その彼の壮絶な人生を、ローレンス・フィッシュバーンが1人演じる。同じ時代に生きたライバルのデンゼル・ワシントンがマルコムXを完璧に演じたなら、フィッシュバーンはこの舞台でマーシャルを完璧に演じている。弁護士であるサーグッド・マーシャルは、絶対に雄弁であった筈だ。その雄弁さと、言葉巧みなユーモラスさ、そして勇壮な姿を見事に演じている。老人の部分のマーシャルと、若い頃のマーシャルの違いも見事。わざとらしくシフトしていく訳じゃない。スーツの着脱だけで変身していく。そして1人芝居は台詞ばかりで飽きてしまう。しかしこれにはそれが全くない。次の展開が気になるような面白さがある。
ローレンス・フィッシュバーンは完璧な状態でサーグッド・マーシャルの人生、思い、そして魂を生き返らせている。余りにも見事で圧巻だ。
(2/11/12:DVDにて鑑賞)