観た理由は1つだけ。クレイグ・ロビンソンが出ていたからです。このクレイグ・ロビンソンという人、私は結構注目しております。シカゴ出身で、俳優をする前には音楽の先生だった。シカゴの有名なセカンド・シティ出身。セカンド・シティは、「サタデー・ナイト・ライブ」のレギュラーを多く輩出している、コメディ劇団。黒人なら、サタデー・ナイト・ライブのレギュラーじゃないけど、ロバート・タウンゼントもシカゴ出身でここで学んだ一人。後は埼玉シカゴが生んだ世界的な駄洒落マシーン...デイブ・スペクターもそうらしいですね。とにかく私はこのクレイグ・ロビンソンを注目してます。なんというか、ちょっとアンソニー・アンダーソン系。おデブなのに軽快。そして面白いのにシリアスも平気。
でも主役はケビン・スペイシー。あんまり好きじゃないけど「Horrible Bosses / モンスター上司 (2011)」では面白かったので観たのもある。この人が、トンデモな発明者。全く関係性の無い2つのものを組み合わせて作るのが好き。例えば、カメラとペッパースプレー。ペッパースプレーで変質者を撃退しながら、その人の顔を証拠として残せるという代物。そして腹筋を鍛える機械とテレビのリモコン。テレビのチャンネルを変えながら腹筋を鍛えられる。でもその機械で指を挟んで指を失う人が続出して、監獄入り。8年お勤めをして、無事に自由になったけれど、前みたいな華々しい職はない。妻もいつの間にか再婚。その再婚相手が、クレイグ・ロビンソンなのでした。物語は、戻って来たときにもうすっかり大人の女性になっていた娘との関係を修復していくというコメディ仕立てのドラマ。娘のルームメイトの1人がへザー・グラハム。彼女が出ていた「運転免許証」なんて、私が10代の頃に見ていたので、私よりも確実に年上の筈なのだけど、全然老けない。変わらないよね。レズビアンという面白い役でした。
あんまり評判はよろしくないかもだけど、私は普通に楽しんで観ちゃいました。在り来たりではあるけどね。在り来たりじゃない部分もあったり。サラっと観るのに丁度いい。
オフィシャルサイトもないようなので、IMDBはこちら。
(3.75点/5点満点中:4/2/12にDVDにて鑑賞)