My Week with Marilyn / マリリン 7日間の恋 (2011) 978本目
マリリン・モンローが歩けば、恋話一つ生まれる...
まあマリリン・モンロー描けば、ハズレは無いよねー。こんなに魅力的な女優は居ないと思うんですわ。劇中では、「私ってばもう3回も結婚してるのよ」なんて言ってましたが、我らのハリ・ベリーちゃんだって、結婚は2回だけど、この前のガブリエル・オーブリーとは子供まで作ったし、事実婚。そしてまた今度フランスのオリヴィエ・マルティネスとも結婚へ秒読みなので、まあ数としてはマリリンとは同格。スター性だって、全然負けてない。でもそんなハリ・ベリーちゃんだって、やっぱりマリリンにはなんとなーく勝てないんですよねー。まあハリちゃんがこの先オリヴィエと別れて、オバマと不倫して...って具合になったら、マリリンに勝てるかもだけど、まあオバマにしてもハリちゃんにしても性格的にその可能性は無いでしょうねー。まあ私が言いたいのは、マリリンは今でも昔でも別格。アンジェリーナ・ジョリーも結婚の数は同じだけど、やっぱりマリリンとは全然違う。もう後にも先にもこんな女性は現れないと思う。
マリリンのハズレは無いにしてもですよ、この映画の描き方は上手いのです。たった1週間の恋愛を描いただけなのに、マリリンの多くを描いているのです。どうしてマリリンは男性の愛を執拗に求めたのか、どうしてマリリンは難しい性格になってしまったのか、そしてマリリンの女優としての生き方までもが描かれている。マリリン・モンローがローレンス・オリヴィエと共演した「王子と踊子」の撮影でイギリスに訪れた時のことが描かれていて、ヴィヴィアン・リーとかまで出てくるその撮影秘話も知れるのが、これまた映画ファンの心を鷲掴みにするね。これ見ると「王子と踊子」を見たくなっちゃうのです。
ミシェル・ウィリアムスはさすがに「マリリン・モンローにそっくり!」とは思えないけれど、あのお風呂場のシーンで上目遣いにコリンを見る仕草の時にはマリリンでしたねー。でもやっぱり声がちょっと違うかなーとは思う。でも彼女なりのマリリンを体当たりで演じてますね。この人は本当に女優として魅力的だと思う。
マリリンへの禁句ワードが「クレイジー」。これを聞くと、マリリンは平常心を失う。私、年代的には「トミーとマツ」の「この女男がー!」を思い出してしまいましたわ。
やっぱりマリリン可愛いわー。まあ不倫の許されない恋なんだけど、そんな事思わせないのがマリリンの魅力ね。マリリンには恋が合う。ルーシーっていう初心な女の子が出てくるのが、これまたいいのよね。実はルーシーの方が上手。
この映画にもちゃんとバーのオヤジの台詞の伏線があって、オチが見事にありましたねー。
(4.5点/5点満点中:3/19/12にDVDにて鑑賞)