The Tuskegee Airmen / ブラインド・ヒル (1995) (TV)
Cast >> Laurence Fishburne (Hannibal Lee), Allen Payne (Walter Peoples), Malcolm-Jamal Warner (Leroy Cappy), Courtney B. Vance (Lt. Glenn), Andre Braugher (Benjamin O. Davis), John Lithgow (Sen. Conyers), Cuba Gooding Jr. (Billy Roberts), Mekhi Phifer (Lewis Johns), Vivica A. Fox (Charlene) ...
Director >> Robert Markowitz
Writer >> Robert Williams, T.S. Cook, Paris Qualles, Trey Ellis
Producer >> Bill Carraro
Genre >> Drama
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 5
Dreams, realization then hopes
ハンニバル(ローレンス・フィッシュバーン)は小さい頃から大空を飛行機で飛ぶ事を夢見ていた。成績優秀なハンニバルは、アラバマのタスキーギで行われる、戦争時に黒人が飛行士になれるかという「実験」の試験も受かり、アイオワの小さな町からタスキーギに向かっていた。道中では仲間となるビリー・”Aトレイン”・ロバーツ(キューバ・グッティング・ジュニア)や真面目で寡黙なウォルター・ピープルス(アレン・パイン)等と出会った。「タスキーギ・エアメン」と呼ばれる事になる彼らには、厳しい訓練と悲しい差別が待っていた...
HBOで作られたこの小さな映画のお陰で、「タスキーギ・エアメン」という歴史に出会った人は数多く存在する。軍隊の中にもあった差別。それを浮き彫りにし、彼等がいかにそれに打ち勝ったのかを描いている。戦争という悲しい背景を舞台にしているので、やはりそこには死がかなりの部分を含んでいる。デスプロイテーションとまでは言わないが、もう少し美化して描いても良かったのでは?と思う位に、死が描かれている。ちょっと安易さもある。しかしローレンス・フィッシュバーンをはじめ、キューバ・グッティング・ジュニアやアレン・パインの演技は絶妙。フィッシュバーンは残された者としての虚しさと、残った者としての希望の両方が表情に表れている。またグッティングの演技は涙無しには見られない。
多少メロドラマ的ではあるが、逆にそれが我々の心に残る。タスキーギ・エアメン達の苦悩と希望、そして夢。彼等の努力無しには、多くの黒人の少年達の夢はまだ叶う物ではなかったかもしれない。そう思わせてくれるパワーのある作品。
(Unknown:テレビ放映にて鑑賞、1/21/12:DVDにて鑑賞)