SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

Double Platinum / ダブル・プラチナ (1999) (TV) 972本目

ちょっと見たい映画があったので探していたのだけど、中々出てこない。そんな時に目についたので見てみました。ダイアナ・ロスとブランディの歌姫対決。なんて書いたら、ダイアナ・ロスが即効勝つよねー。まあそういう感じの映画でした。

ダイアナ・ロスが久々に本格的に映画に出た作品。1994年に「Out of Darkness」というテレビ映画には出演しているが、大スクリーンに戻るのは「The Wiz / ウィズ (1978)」以来。ダイアナ・ロスは女優としても「Lady Sings the Blues / ビリー・ホリディ物語/奇妙な果実 (1972)」で、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされる位の実力の持ち主。ダイアナ・ロスだけは、ガチで凄いと思う。そのダイアナ・ロスが演じたのが、シンガーとしてのキャリアを追求する為に、生まれたばかりの赤ちゃんを置いて、ニューヨークに出た女性を演じている。で、その娘をブランディが演じている。ブランディはそんな母の状況を知らずに、シンガーを目指している若い女の子。ダイアナ・ロスはここでも素晴らしいですよ。ダイアナ・ロスの歌声もたっぷり堪能できる。でも...映画としては、イマイチかなー。展開が早すぎ。歌に時間を割いているので、物語はそこまで時間を割いていない。なので展開が早すぎる。まあミュージカルにありがちな失敗パターンですね。そしてブランディがこれまたよく泣くんですわ。事情があるとはいえ、泣きすぎなのでドン引き。可哀相と思うよりも、いい加減許してやれや!と思ってしまいます。

そして、ダイアナ・ロスの元夫、そしてブランディのパパを演じたのが、ブライアン・ストークス・ミッチェル。巧いねー。「Jumping The Broom / ジャンピング・ザ・ブルーム 〜恋と嵐と結婚式〜 (2011)」では、アンジェラ・バセットの夫役。目立たない人だけど、素晴らしいです。

でも娘と母のハーモニーが大事だったと思うのだけど、ブランディではちょっぴり役不足。ブランディもテレビで経験積んでいて、才能は十分にあると思う。でもダイアナとはやっぱり釣り合わないかな?80年代頃にダイアナ・ロスホイットニー・ヒューストンで観たかったもねー。いや、ホイットニーだったら、アレサ・フランクリンを母親役で見たかったかも??いや、それか現代でホイットニーが母親役で、ジェニファー・ハドソンが娘役で見てみたかったも!!

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(3.5点/5点満点中:3/5/12にDVDにて鑑賞)