ヘビーD
ヘビーDの名前で知られているラッパーであり俳優のドワイト・アーリングトン・マイヤーズは、現地時間11月8日の午後1時頃に他界した。44歳だった。死因はまだ捜査中で詳細は分からないが、明らかな麻薬使用や自殺という事ではないとの事。お昼ごろにショッピングから家に帰ってきた際に、階段で突然「息が出来ない」と訴えて倒れたという噂が入っている。または先日ロンドンで行われたマイケル・ジャクソンのトリビュートコンサートに参加し、アメリカに戻って来た際に肺炎に掛かっていたという噂もあったりと、様々な噂が飛び交っている。いずれにしろ、体の不調が原因のようです。そしてヘビーDは前日に他界したボクサーのジョー・フレイザーのお悔やみをツイートしたばかりでもあった。ヘビーDの最後のツイートは前日に「BE INSPIRED!(刺激を受けろ!)」だった。
ヘビーDの従兄弟であり、業界入りへの道を手助けされた人でもあるピート・ロックはMTVのインタビューに「この俺の悲しい気持ちを表わす言葉が見つからない。へヴ(ヘビーD)は俺の一番のチアリーダーで、この業界へ俺を招き入れてくれた人物でもある。そしてヘビーDで知られていたドワイト・アーリングトン・マイヤーズは一番大切な事に、俺の家族でもあった。今日は俺にとっても悲しい夜になった。ありえない位にいい人でした」と語った。
またヘビーDのバックダンサーとしてデビューしたディディ事、ショーン・コムズもツイッターでヘビーDにお悔やみを述べた。「とても悲しい。俺のダチであるヘビーDと彼の家族の為に祈ってください。お願いだ。安らかに、ヘビーD。お前を愛してる。永遠にね!」と書き、更に「ヘビーDはこの音楽業界で一番最初に俺にチャンスを与えてくれたんだ。彼が俺をアップタウン(レーベル)のインターンシップにしてくれたんだ。俺の事を誰も信用してくれなかった時に、彼は信じてくれたんだ」と書いている。
Twitter. It's what's happening.
Twitter. It's what's happening.
そして俳優としても活躍したヘビーD。「New Jersey Drive / ニュージャージー・ドライブ (1995)」や「Life / エディ&マーティンの逃走人生 (1999)」に「The Cider House Rules / サイダーハウス・ルール (1999)」等で活躍していた。つい最近もとある作品にカメオ出演して観客を驚かせているらしいが、ネタバレになるかもしれないので、いちよう作品名は伏せておく。やはり印象的なのが「エディ&マーティンの逃走人生」での若い囚人役。主役のエディ・マーフィとマーティン・ローレンスのストーリーを老人になった囚人(オッバ・ババトゥンデ)から聞かされているんですね。ヘビーDが演じた囚人はエディとマーティンが演じた2人の墓堀をやらせられているんですよね。ところが... 面白い作品でした。
後はツイッターでもあげましたが... 「In Living Color」のオープニング曲ですね。大好きでした。SNLには全く無かったILCのクールネスは、このヘビーDのオープニング曲で決まったようなもの。
安らかに。