Cast >> Halle Berry (Queen), Jasmine Guy (Easter), Ossie Davis (Parson Dick), Danny Glover (Alec Haley), Paul Winfield (Cap'n Jack), Martin Sheen (James Jackson Sr.), Raven-Symone (Queen/age 5) ...
Director >> John Erman
Writer >> Alex Haley (story), David Stevens
Producer >> Bernard Sofronski
Genre >> Drama
Country >> USA
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 4
All Hail the Queen!
奴隷の娘イースター(ジャスミン・ガイ)はマスターの跡取り息子ジェームス・ジャクソン・ジュニアの世話係だった。しかし2人は同世代という事もあって、心惹かれあってしまう。やがてイースターは身ごもり、クイーンが生まれた。しかしジェームスは白人の別の女性と結婚するし出産する。クイーンは世話係として母屋で育てられる事になった。クイーン(ハリ・ベリー)は成長したが、誰が父なのかは知らなかった。やがて南北戦争が勃発し、ジェームスは南部軍として参加する事になり...
「ルーツ」が作家アレックス・ヘイリーの母方の壮大な物語なら、こちらは父方の祖母を追う壮絶な物語。「ルーツ」ではルビー・ディが演じていたクイーンを、こちらではハリ・ベリーが10代から40代?50代?位までを一人で演じております。さすがにハリ・ベリーの南部訛りには思わず失笑してしまいましたが、それ以外は熱演。クイーンが南部女性じゃなかったら、ベリーの演技は完璧だった。
アレックス・ヘイリーの母方は恵まれていたのもあって、雄大で壮大なアメリカの歴史を見せられている感じがしたのですが、父方は壮絶。とくにこのクイーンは時代もあって壮絶な女性の物語を見せられた感じ。なので、女性はこちらのシリーズに共感を覚えるだろう。またアレックス・ヘイリーのラブレター職人の片鱗も見える甘い台詞や物語も女性は気に入るだろう。
女性は強いと言うけれど、これを見たらさすがにそう思うしかない。でも弱さだってあるのだ。その両方がこのクイーンの生き様に見える。クイーンが頑なに大事にしていた物。それは人の命である。
(8/22/11:DVDにて鑑賞)