Paris Blues / パリの旅愁 (1961)
Cast >> Paul Newman (Ram Bowen), Joanne Woodward (Lillian Corning), Sidney Poitier (Eddie Cook), Louis Armstrong (Wild Man Moore), Diahann Carroll (Connie Lampson) ...
Director >> Martin Ritt
Writer >> Walter Bernstein, Irene Kamp, Jack Sher, Harold Flender (novel), Lulla Rosenfeld (adaptation)
Producer >> Sam Shaw
Genre >> Drama
総合ポイント >> 5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 5
Mature Love Songs in Paris
ジャズのトロンボーン奏者のラム(ポール・ニューマン)とサックス奏者のエディ(シドニー・ポワチエ)は2人共アメリカからパリにやってきてクラブで活躍していた。有名なトランペット奏者のムーア(ルイ・アームストロング)がパリにやってきたので、ラムは自分の曲「パリ・ブルース」を有力なレコード会社に渡してもらうために駅に居た。そこには観光にアメリカからパリにやってきたコニー(ダイアン・キャロル)とリリアン(ジョアン・ウッドワード)が居た。ラムは2人に夜にクラブに来るように勧めるのだった...
夫婦のポール・ニューマンとジョアン・ウッドワードと、当時は恋仲だったシドニー・ポワチエとダイアン・キャロルによる大人のラブストーリー。まるで彼等の私生活を見せ付けてくれているような甘いラブストーリーである。セーヌ川から凱旋門に石畳という外観が余計にこの映画を甘くしている。そして畳み掛けるようにデューク・エリントンの大人のジャズがこの映画を一層華やかにしている。でもそれだけじゃないのが、この映画の大人の部分。監督マーティン・リットの一貫した信条がある。彼のキャリアで伝えたかった社会的な部分が随所に見える。
パリの景色以上に綺麗で透き通っているマーティン・リットの信条。大人による大人向けのラブソング。
(6/24/11:TV放映したものをDVD録画して鑑賞)