以前お伝えした通り、トゥパック・シャクールの自伝映画の制作を進めているのが「Brooklyn's Finest / クロッシング (2009)」のアントワン・ファクア。そのファクアは、今回の脚本にアカデミー賞にもノミネートされているクリストファー・ウィルキンソンとスティーヴン・J. ライベルの2人に依頼した。二人は「ニクソン」にてアカデミー賞の脚本賞にノミネート、そして「Ali / アリ (2001)」を担当した事でも知られている。今回、ライベルはトゥパックについては今回の脚本でリサーチするまで全く知らなかったとも語っている。
シャクールについては何にも知らなかった。けれど本来は19世紀に居るはずのロマンチックな詩人が21世紀に居たという事だけは確か。彼はとっても怒っていたし、家の中でもストリートでも刑務所でも危険に晒されていた。けれどその危険を跳ね返し、より純粋な声を取り入れようとし始めていた所だった。
A New Tupac Shakur Biopic Will Answer Why He Was Killed, If Not By Whom -- Vulture
うーーん。素晴らしい脚本家だとは思うのですが、全く知識が無かったというのが不安。ライバルのビギーの映画「Notorious / ノトーリアスB.I.G. (2009)」が面白かったのは、完全にCheo Hodari Cokerというヒップホップの人が脚本に携わったからでしたからね。