Cast >> William Hurt (Will Esterhuyse), Chiwetel Ejiofor (President Thabo Mbeki), Jonny Lee Miller (Michael Young) ...
Director >> Pete Travis
Writer >> Paula Milne
Producer >> Hal Vogel
Genre >> Drama
Country >> UK
総合ポイント >> 3.75/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 3 Music >> 3
This is how end it.
南アフリカのアパルトヘイトは、一人のイギリス人ビジネスマンのマイケル・ヤング(ジョニー・リー・ミラー)の仲介によって終息に向かっていた。ヤングは時には諜報機関から追われる事もあったが、ネルソン・マンデラのグループANCの代表タボ・ムベキ(キウェテル・イジョフォー)とアパルトヘイト支持派の国民党の間で秘密の会議を成功させようとしていた...
派手な演出など一切ない俳優同士の演技と台詞がぶつかり合う作品。なので、この出来事に興味のない人々の注意を引く事は全く無さそうだ。しかし興味ある者にとっては、どのようにしてあのアパルトヘイトが終わったのか?中々興味がそそられる題材である。実際に活躍したイギリスのビジネスマンに焦点を合わせている。そしてマンデラが拘束時代にどのようにANCと連絡を取り合っていたのか?等の詳細も面白い。また南アフリカでマンデラの後を引き継いで、大統領を9年務めたタボ・ムベキの若き熱血時代をキウェテル・イジョフォーが好演している。しかし監督のピーター・トラビスのこのドラマの見せ方が少し退屈ではある。それに舞台が様々な所に飛んでいくのはいいが、クレジットだけでそれを知らせようとするので、観客には分かり難く飽き飽きするかもしれない。
キウェテル・イジョフォーが見せるタボ・ムベキの雄弁な姿と人間的な部分、そしてウィリアム・ハントが演じる教授との意見を交わすという大人の争いの後での友情。少し退屈で窮屈ではあるが、興味のある人には絶好の題材となるだろう。
(2/28/10:DVDにて鑑賞)