SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

Janky Promoters / 日本未公開 (2009) 647本目

アイス・キューブとマイク・エプスが「Friday After Next / 日本未公開 (2002)」以来、久々に映画で共演した作品(とは言え、来年公開予定のLottery Ticketでも続いて共演)。と言えば、何となくテンション上がる筈。マイク・エプスがここまで有名になったのは、やっぱりアイス・キューブが「Next Friday / ネクスト friday (2000)」にて、新コンビ役に抜擢したのが大きい。前作でのコンビだったクリス・タッカーが「ラッシュアワー」で有名になっちゃってドル箱スターとなり「ラッシュアワー」だけで生活しているので、新しいコンビ役を探していた訳です(良いコンビだったのに)。その後にやっぱりコンビを組んだ「All About the Benjamins / ゲット・マネー (2002)」もそこそこに成功させた2人。所が意外な事にも2002年以降は共演が無し。そんな中、マイク・エプスも映画でメキメキと力を付けるべく様々な映画に出演。「The Honeymooners / ビッグ・トラブル in NY (2005)」では、セドリック・ジ・エンタテイナーと二大看板だったし、「Talk to Me / 日本未公開 (2007)」では割りとシリアスな演技を見せてくれましたね。リチャード・プライヤーの自伝映画は残念でしたが(とか言って大好きなマーロン・ウェイアンズに決まっているので本当は残念には思ってません)。成長したマイク・エプスが、我等の永遠の兄貴アイス・キューブとまた共演する...やっぱり楽しみなんですよ。でもね...

アイス・キューブが音楽活動の際に経験しただろう裏側の面白事件が題材になっているんでしょうね。まあ、ああいう失敗を重ねて兄貴は正真正銘のカッコいい兄貴と成長したのでしょう。あの頃は笑えなかったけれど、今思い出してみたらマックス受けるーみたいな。台詞とかではチョコチョコと面白い部分もありました。後、アイス・キューブが出来の悪い息子(ソウルジャ・ボーイのパロディみたいな)の作った全然良くない最低なラップを聴いて「良いよー」って言いながら踊っている(プチ・クリップ・ウォークみたいだったけど)のはさすがに笑ってしまいました。うーーーーん...でも...今までの2人の共演作と比べると、成長は全く感じられませんね。コンビネーションの良さも感じませんでしたし。いつものマイク・エプスがダメダメ男でアイス・キューブが巻き込まれて尻拭いという路線は変わってないんですけどね。何かが弾けてませんでしたね。この2人のJanky(どーしようもない)プロモーターが呼ぶのが、ヤング・ジージー。しかも北カリフォルニアに近いのモデストという町に呼ぶんです。ヤング・ジージーのロードマネージャー役がラマード・テイト。「Barbershop / バーバーショップ (2002)」でもアイス・キューブと共演。ここでも弄られ役。とやっぱりアイス・キューブの得意路線はそのままなんですよね。ヤング・ジージーが汚ったないホテルでも文句良いながら泊まって...っていうのも面白かったと思う。何せヤング・ジージーは強面路線だし。地元のギャングのモンド役の人も良かった。飄々としていて。本当に悪そうだもん。と、良い所もこうして書いてみると結構あるんですよねー。でも何か心に残る映画ではないですね。コメディでも面白かったら当然のように何度でも見るじゃないですか?そういう映画ではないですね。アメリカでもワイド公開が無かったというのが、この映画を物語っているかな??いつもの兄貴の流儀ではあるけれど、兄貴らしい賢明さを感じられませんでしたね。アイス・キューブ兄貴は良い感じで力を抜いて作った映画かもしれないけれど、ファンとしてはやっぱりカッコいい兄貴を期待しちゃうんです。マイク・エプスもいつもあんな感じだけど、今回はいつも以上に作品への情熱を全く感じる事が出来ませんでしたね。

あんな男は もういない だから兄貴と 俺は呼んだのさ 他人の痛みが よくわかる 熱い涙も持っていた 兄貴、兄貴
(By冠二郎 兄貴)

兄貴ーーー!

感想やあらすじはこちら

(3.25点/5点満点中:DVDにて鑑賞)