うちの子供が宿題を持ってきた。アフリカ系アメリカ人の偉大な人を一人選んで、その人についてまとめてみんなの前で発表するプログラム。うちの子供が通う学校は、前にも書いた通り割りとアメリカの人種人口比率と同じようで、多少ヒスパニック(ラテン系)がちょっと多いかな?という感じなので、先生も今まで白人の人が多かった。そのせいで、黒人の歴史について学校で勉強する事も少なかった。キング牧師だって、いつも同じビデオを見せられるだけ。でも今回は先生が黒人の先生なので、やっとこういう宿題がやってきた。
うちの子供が選んだのが、ジェシー・ジャクソン。ちょっと笑った。「なんでジェシー・ジャクソンなの?」と聞いて見た。「何となく」という答えしか返ってこなかった。質問を変えて「なんでキング牧師じゃないの?」と聞いてみたら、「キング牧師は選択肢になかった」との事。なるほど。夫が帰ってきたので、その宿題の事を話した。夫も「なんでジェシー・ジャクソンなの?お前ジェシー・ジャクソンを知ってるのか?」と聞いたら、「知ってるよ。オバマの前に大統領戦に出た黒人で、キング牧師が暗殺された時に隣に居た人」と涼しい顔で答えた。4年生にしては立派な答えじゃないでしょうか?
黒人の先生に習うとやっぱり黒人の歴史に強くなるのね。でも黒人の先生は黒人が多く住む地域に沢山いて、本当に彼等を必要としている場所には皆無なのよね。確かに黒人の先生が黒人の歴史を黒人に教えて自尊心を植えつけるのも素敵な事だけど、差別の根源となる偏見のある地域で黒人の歴史を教えるのもまた素敵な事で有意義な事だと思う。まだまだ差別が蔓延る地域が沢山あるから、彼等のような先生が教えに行くと少し変わってくるのかもしれないですね。
そういえば、夫婦で確か今の不景気について話していた時だと思う。もうどうにもならないよねーと暗い話しをしていたら、うちの子供は「ミスター・バラク・オバマが変えてくれるよ!」と明るく話していた。まさに子供達にはまだKeep Hope Alive!(希望よ行き続けろ!)ですな。
And Happy 100th Birthday to NAACP!!