Cast >> Rob Brown (Ernie Davis), Dennis Quaid (Ben Schwartzwalder), Charles S. Dutton (Pops), Clancy Brown (Roy Simmons Sr.), Aunjanue Ellis (Mother of Ernie Davis) ...
Director >> Gary Fleder
Writer >> Robert Gallagher (book), Charles Leavitt
Producer >> John Davis
Genre >> Drama
Country >> USA
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 4
Not Just Running Ball
アーニー・デイビスは訳あってずっと祖父母の所に住んでいたが、12歳の時に母が再婚しニューヨークのエルマイラに住む事になった。そこでフットボールチームに参加し、高校もエルマイラの高校に通い頭角を現した。その時、大学フットボールのスーパースターのジム・ブラウン(ダリン・D・ヘンソン)はシラキューズ大で活躍していたが、プロに転進するので大学は新しいスターを探していた。彼等はアーニー(ロブ・ブラウン)をチームに引き入れたが、アーニーを第2のジム・ブラウンに仕立て、さらに人種差別とも戦わないとならなかった。
50年代・60年代に活躍したスポーツ選手にスポットを当てた作品。前にも「Glory Road / グローリー・ロード (2006)」や「Remember the Titans / タイタンズを忘れない (2000)」等があって、それらと作りは全く似ている。しかし、それらの作品にはあまり惹かれなかったが、この映画には惹かれた。多分アーニー・デイビスという人物の魅力が大きかったんだと思う。またジム・ブラウンという人物は誰もが知っているからだと思う。またそのジム・ブラウンという存在が大きかったから、アーニーがジム・ブラウンに憧れながらも、ジム・ブラウンの影に悩まされたという話しは非常に興味深い。またフットボールをやる者がみな憧れるハイズマン賞を黒人として始めて受賞して、プロの世界で明るい未来が待っていながら病気に侵されてしまうという悲劇。でも懸命に練習し誰よりも努力していた姿を見ると、やはり胸が熱くなってしまう。
スポーツはどうもそのスポーツだけに一生懸命になっていると思われてしまう傾向にある。日本でも拳キチとか野球狂なんて言葉もある。でもこの映画でも台詞に「ただボールをもって走ってるだけじゃないんだぞ」という言葉もあるように、アメリカにおいての黒人達はそれ以上の物とも戦っていたのが良く分かる。特にアーニー・デイビスはそれらと戦って、そして人生を駆け抜けてしまったのだ...
(1/22/09:DVDにて鑑賞)