Cast >> Katt Williams (Mikey), Master P (Trey), Sammy B. Willis (Erica), Clifton Powell, Reynaldo Rey ...
Director >> Master P
Writer >> Master P
総合ポイント >> 3/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 3
Make me say UGGGGGGH... Na-nah na-nah...
ミッキー(キャット・ウィリアムス)はチビでサンドウィッチ店に勤めるもてない男だった。従兄弟のトレ(マスターP)はインターネットのデートサイトHitusup.comのオーナーで、女性からももてた。ミッキーはそのトレのアパートに住まわせてもらっていた。トレはミッキーが自分のサイトでプロフィールを偽っている事を知り、逆にトレはミッキーにゲームを仕掛けるのだった...
キャット・ウィリアムスの才能を私は前々から買っている。スタンダップコメディにおいての彼のスタイルは次世代のコメディを背負うに等しい。映画での彼の演技の才能も新しいコメディ映画のスタイルを作ってくれるのではないかと願っている... ただ、彼の私生活でのスタイルがそれを阻んでいるようにも思える。頭の良さを感じるんだけど、意外にも映画のピップアップは上手くないようにいつも感じる。マスターPはエディ・グリフィンと共に「Foolish」という中々良作の作品を作っていたが、この映画は予算不足・才能不足を感じずにはいられない。音声は非常に雑でせっかくのキャット・ウィリアムスのジョークは台無しで、脇役の女優達の演技の素人さを感じる(マスターPの映画ではいつもの事だが)。映画なのに着ている服や部屋にあるポスターとかがモザイクになるなんて言語道断。コミックのようなふきだしが出たりするのも面白く感じなかった。カットも多すぎで、無駄なシーンも多かった。
ラストのキャット・ウィリアムスのキスシーンが彼らしく笑いの要素があって最高にチャーミングだった。もうちょっと作りこんだら、それなりにキャット・ウィリアムスが生きてきたかもしれないと思わせた。ただこの作品はキャット・ウィリアムスが可哀想にしか思えなかった。
(1/10/08:DVDにて鑑賞)