クリスマス映画です。去年の劇場公開の時には、見に行きませんでした。多分DVDになるのは、普通の映画と違って次のクリスマスシーズンで時間かかるだろうなーとは思っていましたが、それでも見に行きませんでした。ガブリエル・ユニオンとモリス・チェスナットの組み合わせに新鮮さを感じなかったし、監督が「The Cookout / 日本未公開 (2004)」の人で、チャーリー・マーフィとキャット・ウィリアムスとでイマイチな方向に向かってるんじゃないかなーと感じた。安さを感じたんです。でも、そのチャーリー・マーフィが良いじゃないですか!今回チャーリーが演じたのは、今までにずっと彼が演じてきたような悪役で意地悪な役だったけれど、最後の最後に救われる。これでこそファミリー映画だと思いました。正解です。今まで彼が演じてきた悪役は、悪役止まりだったんですよね。今回は良い感じで彼の役が作りこまれていたと思います。
子供達も3人3様で可愛かったです。一番下のエミリー役の子は、バラク・オバマの映画が作られたら(って絶対に作られるだろうけど)、サーシャ役にぴったりだけど映画が作られる頃には大きくなってしまっているんでしょうね。残念。一番上のお兄ちゃんのジョン・ジョンの役が良いです。ああいう感じじゃないかな?って思います。特にあれ位の男の子だと余計に。すぐには認めませんよ。途中で心開くけれど...っていうのもいいですよね。子供達もキッチリ描かれていると思いました。子供というだけで綺麗に描かれてしまいがちですが、子供だって複雑なんだというのが見れて良かったです。
クリスマス映画ですが、色々な要素も含まれていています。ラブストーリーとしてはちょっと単純ですが、それでも心踊ります。ガブリエル・ユニオンとモリス・チェスナットはやっぱり魅力的でした。コメディは苦手な感じがしましたが、それでも安定感とチャーミングさがありました。色眼鏡で見ていた事を2人にお詫びして反省します。コメディ映画としても、チャーリー・マーフィやキャット・ウィリアムス、ファイゾン・ラブが笑わせてくれます。ただ... テレンス・ハワードは要らなかったかも??クィーン・ラティファとの対称を描きたかったのかもしれませんが、イマイチ生きてませんでした。彼だけは最後の最後まで... このキャラが居なかったら、バランス良くて「パーフェクト」だったかも??
クィーン・ラティファのプロダクション会社「Flavor Unit Entertainment」が製作しています。フレイバー・ユニットには思っている以上の思い入れがあったんですね。
とうとうこの季節がやってきたか...そんな感じです。
感想はこちら。
(3.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)