昨日は等々選挙前最後の大統領候補の討論会。今回もバラク・オバマが討論会の勝者だと多くのメディアが言っている。でもタイム誌は討論会の通信簿では、なぜかマケインに軍配をあげている。むむむ??
マケインは最初からずっと攻めの体制。攻めているだけで自分の政策を語る事が殆ど無かった。マケインがジョン・ルイスの発言に傷つきオバマが訂正しなかった事にも傷ついたと発言した時に、オバマは「アメリカ国民は(政治家の)感情が傷ついたなんて気にしてない。彼等は問題について気にしているんだ」みたいな事を言った。調査ではアメリカ国民の80%がマケインの方がネガティブに攻撃しているという結果が出ている。それなのに、オバマは今までで一番ネガティブ攻撃にお金をかけたと攻め立てる。その前にお金を使いたくても集められないマケインという事実もあるのに。挙句の果てには「私はジョージ・W・ブッシュじゃない。ブッシュと戦いたかったら、4年前に出馬するべきだったね」の発言。90%もブッシュと同じ意見であり投票してきたのに?今更になってブッシュ政権&自分の共和党を批判ですか?自分はどうなんですか??「アメリカを新しい方向に向かわせる」と言っておきながら、具体的な事は全く語らずなので、その新しい方向が全く見えてきませんでした。
マケインの政策で一番気になったのが保険。税金削除という形でみんなが保険に入れるようにするというらしいが、削除で戻ってきたお金をみんなが保険に使うとは思えない。5000ドル(約50万円)という具体的な金額に目が眩まないといいのですが。
と、討論会後にCNNが一般の人にインタビュー。若い女の人は共和党支持者だが、マケインの討論にはガッガリしたそう。「彼には素晴らしい政策があるのに、なぜその事を話さないで攻撃ばかりしていたか分からない」と言っていた。
今回の討論会で一躍時の人となったのが「ジョー・ザ・プラマー」。ジョー・ワーゼルバッハーというオハイオ州に住む配管工。討論会数日前にオバマと話す機会があって、オバマの税金政策について疑問を感じて質問した。討論会の中で26回も彼の事が語られた。よって昨日の討論会での勝者はこのジョー・ザ・プラマーじゃないか?とのもっぱらの評判。今日も朝からテレビに出まくっている。
そのオハイオでのマケインの集会会場での映像を見てビックリ。
何回「Black」や「Negro」や「Arab」や「Muslim」という言葉が出てくる事やら...
で、「Black」や「Negro」や「Arab」や「Muslim」が大統領になってはいけないという事も全然理解出来ないんですけど。
フロリダで男性がバイクに乗っている写真。これは酷い。しかも「マケイン・ペイリン」のステッカーが...
<追記>
ジョー・ザ・プラマー事、ジョー・ワーゼルバッハーはオハイオではライセンスを取得してない配管工だという事が分かったらしい。そしてオハイオ州での投票登録もなし。しかもマケインの黒い影と言われているチャールズ・キーティングとの関係まであるらしい。マケイン陣営が送り込んだ刺客だったのですね...
http://thepoliticalcarnival.blogspot.com/2008/10/joe-bummer.html