Cast >> LisaRaye (Diana Armstrong / Diamond), Monica Calhoun (Ebony), Bernie Mac (Dollar Bill), Jamie Foxx (Blue), Chrystale Wilson (Ronnie), Adele Givens (Tricks), Anthony Johnson (Li'l Man), Ice Cube (Reggie) ...
Director >> Ice Cube
Writer >> Ice Cube
Producer >> Ice Cube, Carl Craig, Patricia Charbonnet
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 4
Look at yourself in the mirror
ダイアナ(リサレイ)はもうすぐ大学進学を控え黒人大学でジャーナリストを専攻したかったが、父親は一般大学への進めと反対され衝突して、ダイアナは家を出た。出産も控えていたので、ボーイフレンドの家に転がり込んだが、子供が生まれると男は窮屈を感じて家を出た。靴屋のバイトで何とか生活していたが、ある時2人の女性が客として訪れて、自分達が働いている「The Players Club」というストリップに誘われた...
アイス・キューブが初監督を務めた作品。アイス・キューブはストリップという影の存在を使いながらも、女性の姿を上手く引き出していたように思える。確かに多くの出演者に必然性を感じない部分もあり監督としての采配不足を感じたものの、やはりアイス・キューブの描く黒人の姿というのは様々な面に立ち向かい屈しない。前向きである。どんな事でも食べて生きていくという強い決意が見られる。今回も、ストリップに務める事でその世界にはまってしまう女性が多い中、主人公は目的を失わない。割り切って、影の存在を見ている。この状況は続けないという意思がある。だからと言って、そのストリップという職業を賞賛するのでもなく、飽くまでも客観的にその存在を見て、そこで働く女性たちの姿を追っているように思える。彼女達に存在する危険な状況や、年を取った時の悲しい現実、そんな彼女達と割り切って付き合っている筈の男達との関係等、中々踏み込んで描いていたように思える。
主人公のダイアナが始めて人前で踊る時に、先輩のダンサーがダイアナに言う。「慣れるわよ。客を見ないで自分の姿を鏡で見る事ね」。最後まで鏡で自分の姿を見る事が出来た女性だけが、自分自身を失わずに生きていけるのかもしれないと感じた。
(8/9/08:DVDにて鑑賞)