この前の郵便局の切手発売のニュースを見て、そういえばあったわーと見たくなりました。はい、単純です。
ジョセフィン・ベイカーの映画は、昔に「ブラックヒストリー月間」の時にクラシック専門チャンネルTCMで「Zou Zou」位を見た事がある位。後は、やっぱりリン・ホイットフィールドがジョセフィン・ベイカーに扮した「ジョセフィン・ベイカー・ストーリー」位です。って、ジョセフィン・ベイカー本人じゃないじゃん。
今回見て思ったんですが、この頃のジョセフィン・ベイカーは良くテレビで流される昔の映画ニュースで大女と呼ばれていたデビュー当時の和田アキ子に似ているような感じがします。つけマツゲとかのメークの仕方が似ていたのもあるのかも??それに結構背が高い感じがするんです。でもアキ男みたいに「しめる」なんて言わないですし、役柄は野生的なんですが奥ゆかしくて物凄く上品に見えます。ダンスもあの大柄な体なのに、物凄くしなやか。彼女がどうしてあんなに評価されていたのか、良く分かります。途中のダンスシーンと、最後のダンスシーンは圧巻です。最後のダンスシーンが凄いんですよ。舞台が2階?3階かな??に分かれていて、スタジオなのに大掛かり。最初はフランスの踊り子さん達が踊っているのですが、目の視覚を利用した面白いダンスシーンが多いです。これがジョセフィン・ベーカーが登場すると、本格的なダンスになり、ゾクゾクします。一瞬でジョセフィン・ベイカーが好きになってしまいました。
とは言え、彼女がフランスに渡ったのもメルヴィン・ヴァン・ピープルスと同じで、自国の差別が許せずフランスへ渡った。その先駆者ですね。彼女の場合は、フランス国籍を取って戦争に従事する程の本気でしたから。でも内容はアメリカのとあんまり変わらない気もしましたね。なぜか野生的で、最後には男性と幸せになれないなんて。でも実生活では全然違ったんでしょうね。
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(4点/5点満点中:DVDにて鑑賞)