Cast >> Cicely Tyson (Jordan Roosevelt), Piper Laurie (Wanda Kirkman), Tess Harper (Julia Archer), James McDaniel (Marcus Roosevelt Sr.), Starletta DuPois (Sally, Jordan's Blind Friend), Brandon Hammond (Marcus Roosevelt Jr.), Clarence Williams III (Christopher, the Caretaker) ...
Director >> Michael Toshiyuki Uno
Writer >> Tony Lee
Producer >> Bob Roe, Howard Griffith
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 4
This is Cicely Tyson
ジョーダン・ルーズベルト(シシリー・タイソン)は夫に先立たれ、二人が生活してきた大きな家と牧場の世話をしながら暮らしていた。都会に出て成功した息子マーカス(ジェームス・マクダニエル)は、その母の家を売り、自分達と暮らして欲しいと申し出るが、ジョーダンは頑なに拒む。住宅ローンが残っていたので、ジョーダンは友人の勧めで自分の自宅でアルツハイマー患者の世話の仕事を始めるが...
シシリー・タイソンらしい映画。ニューヨーク生まれで、南部訛りで話す訳でもないのに、なぜか南部の広大な風景にいつもシシリー・タイソンは見事にマッチする。今回も馬ににんじんを与えている姿とか、何の違和感もない。自分を犠牲にしてまでも、人に奉仕する事で幸せを感じる女性という意味でも、シシリー・タイソンイズムを感じる。そして強い。肉体的や根性の強さじゃなく、精神的な強さを感じる。それでいて、いつまでも夢を見続けるチャーミングな女性。
いちよう実在する人がモデルとなって出来た作品。最後の方は話がうま過ぎるなーと思ったら、そこの部分はフィクションらしい。という、話がうま過ぎる点がちょっと気になるかもしれない。
シシリー・タイソンここにあり。彼女の存在感とイメージなしにはこの映画は語れない。これぞ、シシリー・タイソン。
(7/14/08:TV放映にて鑑賞)