先週末から全米ワイド公開がされたのですが、先週は見に行けずにやっと今週末に見てきました。興行成績はよろしくありませんが、やっぱり期待通り面白かったー!
モス・デフがいい感じです。あんなにコメディにはまるとも思いませんでした。ジャック・ブラックがイメージ通りに怪しくてクレイジーなんですが、モス・デフが素朴で真面目、それでいて感情的というか... その部分が非常に映画には重要。すごくチャーミングでした。「Keep Jerry Out」のところとか凄く面白い。「フレッチャーさんがちゃんと書けなくなるなんて...」って嘆くんですが、「君だよ!」って思わず突っ込んでしまいます。何かちょっとトボケてるんです。色々な肩書きをもつモス・デフさんですが、ラッパーの硬派なイメージとは全然違ってます。いや俳優としての肩書きも硬派な感じがしてたので面白いですよ。モス・デフファンの人は益々好きになると思う。絶対にイメージダウンって事がない筈。彼が演じたマイクのちょっとしたロマンスの部分がこれまた...すごく可愛い感じでチャーミング。モス・デフの全然違う一面に出会えた感じです。
これを見ていると、映画は楽しい物だわって思えます。作る側の大変だけれど、楽しい部分が大々的に描かれているので、そういう前向きな部分ってやっぱり見ていると楽しい。ワクワクする。ゴーストバスターズとかラッシュアワー2とか撮影している風景が楽しい。映画って色々と出来るんだなーっていう面白が、ワクワクさせてくれるんです。大掛かりなCGとか撮影技術とか爆発音とか... そういう物よりも映画にはもっと大切な物もあるのかも?と思わせてくれます。映画に可能性を求めている観客には、本当に嬉しくなるような映画。こういう事よーって思います。
キッド・クレオールが出てました。アンド・ココナッツの方の。びっくり。
ただちょっと間延びしている箇所もあるので、点数はちょっと厳しくしました。好きか嫌いかで言えば、絶対に大好きな映画。ミシェル・ゴンドリーのおもちゃ箱は楽し過ぎるでしょ。
感想はこちら。
(4.75点/5点満点中:劇場にて鑑賞)