Cast >> Isaac Hayes (Truck Turner), Yaphet Kotto (Harvard Blue), Alan Weeks (Jerry), Annazette Chase (Annie), Nichelle Nichols (Dorinda), Sam Laws (Nate), Paul Harris (Richard Leroy Johnson a.k.a. Gator), Charles Cyphers (Drunk), John Kramer (Desmond), Scatman Crothers (Duke) ...
Director >> Jonathan Kaplan
Writer >> Jerry Wilkes, Oscar Williams ...
Producer >> Paul M. Heller, Fred Weintraub
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 5
Presenting Isaac Hayes
元フットボール選手のトラック・ターナー(アイザック・ヘイズ)は、ロサンジェルスで相棒のジェリー(アラン・ウィークス)と共に、バウンティ・ハンターをしていた。今回頼まれた仕事が、ピンプのゲイター(ポール・ハリス)を捕まえる事だった。所が追跡中に殺してしまい、ゲイターの女ドリアンダ(ニシェル・ニコラス)や、ライバルのピンプのハーバード・ブルー(ヤフェット・コットー)等に追われる身になり...
1972年に「黒いジャガー」の曲でオスカーを獲得したアイザック・ヘイズ。その演技経験もあまりないヘイズがなぜか主演を務めたブラックスプロイテーション。それだけで無茶ぶりな気がするのだけど、これが彼らしく良く出来ている。他と同じ硬派なヒーローを演じても、きっとヘイズの良さは出なかったと思う。彼なりのヒーローは、結構お茶目。危険な状態な中でいう事を聞いてくれない恋人の守り方が、とっても滑稽。男の優しさ加減がユニーク。そして、恋人を迎えに行った時の台詞とかも面白い。後はさすがに音楽の使い方が上手い。自分の曲を恋人とのラブシーンで使い、しかも曲と曲の間に上手く台詞を入れてくる。オーティス・レディングのアルバムをさりげなく部屋に置いていたりするのが、彼らしい。
極めつけは、スタートレックの船員までやっている硬派なニシェル・ニコラスが、汚い言葉や娼婦達の面白いあだ名を言っていくシーンがついつい笑ってしまう。
俳優じゃなかったアイザック・ヘイズだから出来た映画。彼オリジナルのらしさが光る映画だ。
(1/12/08:DVDにて鑑賞)