Cast >> Don Cheadle (Ralph Waldo "Petey" Greene), Chiwetel Ejiofor (Dewey Hughes), Taraji P. Henson (Vernell), Cedric The Entertainer (Nighthawk), Mike Epps (Milo), Martin Sheen (E.G. Sonderling), Vondie Curtis Hall ...
Director >> Kasi Lemmons
Writer >> Michael Genet, Rick Famuyiwa
Producer >> Don Cheadle, William Horborg ....
総合ポイント >> 5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 5
”Talk To Me” is talking to me...
ラルフ・”ピティ”・グリーン(ドン・チードル)は、刑務所の中で大人気のDJだった。また、デューイ・ヒューズ(キウェテル・イジョフォー)は、ワシントンDCのラジオ局WOLで働いていて、弟のマイロ(マイク・エプス)がピティと同じ刑務所に居た。弟ミロもピティ本人も、デューイが働くWOLでのDJとして働く事を望んでいるが...
ヒューマニストが作るヒューマニティーなドラマ。人生、喜怒哀楽。その喜怒哀楽が沢山詰まっている。ラルフ・グリーンという、人の道にははぐれてしまって刑務所暮らしをしていたけれど、実に率直で素直、そして素朴で人々の為に何かしたいという真っ直ぐな人間と、デューイ・ヒューズという真面目一直線で、頭がキレる、そして真っ直ぐな人間との交流ドラマ。2人共に真っ直ぐ、だから余計にぶつかり合う。でも2人共に、人々の心に訴える何かがしたいという気持ちが一緒だから余計に惹かれあう。2人共に、自分に足りないものを相手に見出した時には、さらに惹かれあう。でも、人だから間違いを起こしてぶつかり合う。2人の人間的な部分を十分に引き出していた映画。それでいて、ピティ伝説を隈なく面白く演出しているので、観客を惹き込ませる。もちろん、それはピティを演じたドン・チードルの俳優としての魅力、そしてその真逆な人間デューイを演じたキウェテル・イジョフォー、そしてピティの長年の女性を演じたタラジ・P・ヘンソンの熱演無しには、この映画を語れない。映画の醍醐味である、ドラマ・演技・音楽...すべてが詰まっている。
見終えた後にも、今でも何かを問いかけられているかのような感覚。私はこういう映画を待っていたんだ。人生、そして人の愛らしさが一杯詰まった宝箱のような大好きな作品。
(07/26/07:劇場にて鑑賞)