Cast >> Jackie Robinson (Himself), Ruby Dee (Rae Robinson), Minor Watson (Branch Rickey, President Brooklyn Dodgers), Louise Beavers (Jackie's mother), Richard Lane (Clay Hopper, Montreal Manager), Harry Shannon (Charlie, Dodger Executive), Joel Fluellen (Mack Robinson) ...
Director >> Alfred E. Green
Writer >> Arthur Mann, Lawrence Taylor
総合ポイント >> 3.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 4 Direct >> 3 Music >> 3
偉大な人
ジャッキー・ロビンソンは幼い頃に白人に貰った野球のグローブが嬉しくて、毎日新聞配達の仕事中でもそのグローブを大切につけていた。大学に入ってからは、野球、バスケット、フットボールに陸上とスポーツ万能な所を見せたが、黒人がプロで生活していく事が当時は難しかった為に、アメリカ陸軍に所属した。帰ってきてからは、黒人の「ニグロ・リーグ」で活動するが、ブランチ・リッキーという「ブルックリン・ドジャース」という人気プロチームのオーナーが、ロビンソンに声をかける...
このロビンソンの偉大な歴史が無かったら... ハンク・アーロンの活躍もなかったかもしれないし、ひょっとしたら他のスポーツにまで影響を及び、ドクターJとかマイケル・ジョーダン、ウォルター・ペイトンにジム・ブラウン等...の活躍も見られなかったかもしれない。言いすぎかもしれない、いずれは時代がそういう風に変えさせたかもしれない。でも、彼の偉業が歴史を変えさせたのは事実。「誰にも逆らうな」と言われ守る。観客ほぼ全員によるブーイングにも耐える。中々難しい事だ。その点の事実を映画では触れている。
彼は学生時代には少し荒れていて、その後軍に居た時には差別に対して戦った事もあるらしいのだが、この映画ではあくまでも「真面目な」ロビンソンばかりがクローズアップされているのは、本人が出演しているのでご愛嬌か?それでも、やっぱり本人が出演している分、野球のプレーや台詞には説得力があっていい。ロビンソンの2枚目なルックスも十分に生かされているのだろう。物語も、学校で先生が教室で見せるのに丁度いい感じの内容だ。
天は二物を与えないというが、偉大な人にはすべてを与えている。そして時代が彼をそうさせたと感じる。
(11/03/06:DVDにて観賞)