Cast >> Clarence Williams III (Mr. Simms), Joe Torry (Stack), De'aundre Bonds (Ball), Samuel Monroe Jr. (Bulldog), Tom Wright (Martin Moorehouse), Anthony Griffith (Clarence), Duane Whitaker (Billy), David Alan Grier (Carl), Brandon Hammond (Walter), Rusty Cundieff (Richard), Paula Jai Parker (Sissy), Roger Guenveur Smith (Rhodie), Art Evans (Eli), Rosalind Cash (Dr. Cushing), Lamont Bentley (Crazy K) ....
Director >> Rusty Cundieff
Writer >> Rusty Cundieff, Darin Scott
Producer >> Darin Scott, Spike Lee ....
総合ポイント >> 4.75／5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 4
フッドに纏わる怖い話
ドラックディーラーのスタック（J・トリー）、ボール（D・ボンズ）とブルドック（S・モンロー）の3人は、葬儀屋のMrシムス（クラレンス・ウィリアムス・３世）から、ドラックがあるから自分の葬儀屋まで取りに来て欲しいと連絡を受け、3人は早速向かった。ところが、Mrシムスは、葬儀屋に置かれているそれぞれの遺体を見せながら、どのように彼らが亡くなっていったかを話し始めるのだった。
ホラー映画として見たら、笑っちゃう位怖くはないです。でも、ブラックムービーとして見たら、涙が出る程怖い話なんです。というのも、全ての話がフッド住人のみならず、全ての人に身に染みる話だからだ。しかも映画では、語り口で語っている訳です。５つの話に分かれているんですが、1番目の警官の話は、差別をただ傍観している者への喝。2つ目のモンスター話は、今日本でも問題になっている親子の関係への喝。3つ目だけは、ちょっと変わっていて南部における差別への喝。4つ目は、ブラック・オン・ブラック・クライムへの喝。5つ目は... 最後に地獄へ陥れられますね。
クラレンス・ウィリアムス・3世が持つ独特のキワモノさが、映画では十分過ぎる位に生かされている。
現実の問題をホラー映画に置き換えて見せられる恐怖。それらをただ傍観する者への喝。これは、ブラックムービーじゃなければ出来ない代物。らしさの追求に感動する。
（11/04/06：DVDにて観賞）
