Cast >> Flex Alexander (Damien), Khalil Kain (Mookie), JoMarie Payton (Loretta Mike), Tyson Beckford (Karl), Art Evans (Will), Sticky Fingaz (Craig), Brent Jennings (Mr. Garrison), Clyde Kusatsu (Mr. Sang), J.B. Smoove (Ignatius) ....
Director >> Henry Chan
Writer >> Michael Haran, Mark Swinton
Producer >> James Tripp-Haith, Claude Brooks, Ralph Farquhar ...
総合ポイント >> 3/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 3
家族像
LAで長年ガススタンドを経営し、コミュニティにも多大なる貢献をしてきたパウエルさんだったが、2人の息子に遺書でガススタンドを残し、亡くなってしまった。その2人の息子のダミアン(フレックス・アレクサンダー)と、ムーキー(カリル・ケイン)は、長い事仲違いをしていて、一緒に働きたくない為だけに、ガススタンドの土地を買収しようとしている韓国人に売るつもりだったが...
アメリカ映画の中で、黒人の兄弟が主役で、仲が悪いというパターンは、殆ど見かけない(喧嘩程度ならもちろんあるけれど)。なぜなら、それは彼等が生まれ育った環境にあると思う。父親の存在を知らない男兄弟は、自分達の兄弟の中で父親像を作り上げてきたからだ... という私の観念も、しょせんステレオタイプだったのかもしれないと思う。今回の物語の2人には、立派な父親が居て、仲違いをしている。TVシリーズ「Everybody Hates Chris」も、立派な父親がいて、モテる弟に嫉妬しながらも仲が良かったり。それもまた別の家族像だ。最近は、こういう風に色んな黒人家族像が見れて面白いと思う。こうやって色々な姿を見る事で、多くの人の観念を変えていって欲しい。だけど、この作品にはそれを売りにするには、ストーリーにパンチが足りないかもしれない...が。
(6/1/06:DVDにて観賞)