Cast >> Rock Hudson (Henry's Son - Peter), Dana Wynter (Peter's Betrothed - Holly), Sidney Poitier (Kimani Wa Karanja), Wendy Hiller (Henry's Daughter - Elizabeth), Juano Hernandez (Njogu, Oath Giver), William Marshall (Leader, Intellectual in Suit), Robert Beatty (Elizabeth's Husband - Jeff Newton), Walter Fitzgerald (Henry McKenzie), Michael Pate (Joe Matson), Ivan Dixon (Lathela, Loyal Gun-Bearer), Ken Renard (Karanja, Father of Kimani), Samadu Jackson (Witch Doctor), Frederick O'Neal (Adam Marenga, Mau-Mau Leader) ...
Director >> Richard Brooks
Writer >> Robert C. Ruark (novel), Richard Brooks
Producer >> Pandro S. Berman
Genre >> Drama
総合ポイント 3.5点/5点満点中
内容 >> 3 演技 >> 4 演出 >> 3 音楽 >> 4
"We are judged by their laws. And that is the truth"
ピーター(ロック・ハドソン)は、父のヘンリーや姉や姉の夫らと、ケニヤの土地を買い、黒人労働者を使い生活していた。ピーターが幼い頃に母親が亡くなったので、黒人のキマニ(シドニー・ポワチエ)の母に育てられ、キマニとピーターは兄弟のように育った。キマニの父は年長者で、集落に逆子が生まれた時に、昔からの風習で殺すように命じた。しかし、白人移植者達にそれは犯罪だと言われ、長いこと牢獄で生活する事になり、ヘンリーは助けようともせず、牢獄で亡くなった。キマニはその事などが原因で、黒人が結成した「マウマウ」に加入して、ピーターの元を去るが...
アフリカのサファリに魅了された作家ロバート・C・ルアークの本が原作。シドニー・ポワチエとリチャード・ブルックスという「暴力教室」のコンビが再び組んだ作品でもある。まだ独立前のケニアで制作。同じように育ち、友情を育んだ黒人青年と白人青年の2人が全く違う道を進んでいく事になる。黒人は革命軍団へ、そして白人はそれを抑圧する軍へ。父親を勝手な法律で殺された黒人と、自分達はお金で正規に買った土地なのだ!と主張する白人移植者達。かみ合う筈が無かった。しかしその2人の間の中間に居たのが、従順な黒人のラセラだった。彼は最後に「私だって同じもの(自由)が欲しい。しかしキマニとは違う方法で」と語る。しかし、キマニやマウマウに違う方法があっただろうか?
この映画がアメリカで公開される頃には、マウマウは終焉を迎えていた。しかし、その数年後にマウマウに入っていたと言われるジョモ・ケニヤッタがケニヤ独立後の初の首相となった。この映画が冒頭で訴える「何か価値あるもの」とは、やはり彼等が元々持っていた土地と慣習の事ではないのだろうか?
(1/10/14:DVDにて鑑賞)