あの悲劇の911から5年。映画「ワールド・トレード・センター」がオリバー・ストーンによって完成したが、「まだ時期が早すぎる」等の批判の声が多い。
けれど、この映画のお陰で当時のヒーローの正体がようやく明らかにされた。
マリーン(アメリカ海兵隊)に所属していたジェイソン・トーマスは、この映画の予告編をテレビで見ていた。男性等が主人公を助け出すシーンで「これは、俺たちだ!俺だよ!」と叫んだ。
5年もの間、ニューヨーク警察の警官を助けた男性の正体が分からずにいた。映画の製作者も諦めていた。「SGT. Thomas(トーマス3等軍曹)」とまでは分かっていたが、トーマスは良くある名前なので、どこに居るか分からなかった。ジェイソン・トーマスは、すでに海兵隊を除籍していた。911の第一報のニュースを聞いたトーマスは、持っていたマリーンのユニフォームを着て、WTCのあるマンハッタンに急いだ。
映画の製作者は、トーマスの役を白人に演じさせた事で、トーマスに詫びている。トーマスが名乗り出るまで、分からなかったと言っている。
http://www.buffalonews.com/editorial/20060815/1047879.asp
このニュース知るまでは、スルーしようと思っていた映画でしたが、何だか見たくなりました。
WTCの悲劇には、こういうヒーローが沢山居るのでしょうね。日本の神戸の地震の時もそうですが、こういった名の知られてないヒーローが世の中にはまだまだ沢山いる。勇気付けられるニュースですね。ホッとする。