面白いんですが、実に微妙〜〜な映画ですね。絵に描いたような分かり易い筋書きなんですが、ミリタリー映画として見たら、ミリタリーオタクの心は掴みにくい映画。せっかくミリタリーの中でも優秀で知られる「アナポリス」の海軍アカデミーを舞台にしたなら、もっとミリタリーオタクな内容でも良かったかも?と思うのだけど、期待はずれに話は進んでいく。戦闘シーンはもちろん無いし、シゴキのシーンも抑え目で穏やか。なんて言うか...「トップガン」に「ロッキー」と「愛と青春の旅だち」を足してみた感じ。「トップガン」ほど、心を揺さぶられる曲もなく、凄い戦闘機が出てくるわけでもなく... でも、アナポリスの町が、どんだけ海軍と繋がっているかっていうのが、良く分かる映画ではあった。
でも出ている俳優は、注目している人が多くて嬉しかった。主役のジェームス・フランコは、デビット・ライナーの「学園天国」見た時から注目してる。何かの映画でジェームス・ディーンを演じて、エミーだかゴールデン・グローブだかを獲得している。「スパイダーマン」でも有名ですよね。結構注目してます。いずれはマット・ディロンのようになってくれそう。
ヴィセロアス・シャノンは、この映画では普通かな?「ハリケーン」とか「Dancing in September」は非凡な才能を見せてくれたので、もっと出来る筈。最高に良いのだけど、もっと期待しちゃってます。
ルー役のアジア系のロジャー・ファン。注目してます。「コーキー・ロマーノ」でも良かった。
タイリースは、今まで見た中で1番良かった。今までそんなに好きじゃなかったんだけどね。最後がとってもいいです。最後の台詞に思わず「海兵隊に入隊します!」と敬礼したくなりました。タイリースの役は、海軍の映画なのに、海兵隊役なのよね。だから、その最後の台詞が面白かったというか...良かったです。
こんなに語ったのに点数低めです...期待してたからね。こんなにいいキャスティングでーって感じですかね。物語かがね...簡単すぎなのよね。残念。
(3.25点満点/5点満点中)