段々と寂しくなっていく、ブラックヒストリー月間。何年か前までは、テレビでもブラックヒストリー月間には、数多くのスペシャルがあったけれど、今年は、TV Landというチャンネルで、ブラックアーティスト達の懇談会のような番組と、VH1ではコマーシャルが流れたり、PBSで少しスペシャルが放送された位。楽しみだったTurner Classic Movieでは、ホンの少しだけ映画が放送された位。前は、毎日のように色んな映画を流してくれたのに!
ニュースを見ていたら、コンプトンの住人が「ブラックヒストリー月間」だからと、集会があったらしいが、実際には「ジョブ・フェア」という仕事を探したり斡旋してくれる集会だった。全然歴史に関係ないし。
子供が通う学校でも、「ブラックヒストリー月間」だからと、色んな文化を勉強する週を設けていた。黒人の船乗りが1人で全世界を回ったという話をしていた先生。たまたま教室で手伝いしていた私に、先生が「Uruguay」って何て読むの?と..(..)私はちょっと嫌味ぽく、「私はネイティブじゃないから、英語でのちゃんとした発音は知りませんが、日本語ではウルグアイっていいますけど...」案の定、先生ウルグアイの場所も知りませんで、「ブラジルから何十日もかかって行ってるから、アジアのどこかだと思うんだけど...」と、フィリピン辺りを指して「ウルグアイ」と言ってました。帰ってきた私は、子供に「ここがウルグアイだから」と地図で教えておきました。
プレジデント・デイもあった2月なので、同じ教室では、リンカーンの話とかしてました。私はドキドキしながら話し聞いてました。リンカーンは「奴隷を解放した心優しい大統領」だそうで... 間違ってないけど、ドキドキです。リンカーンが解放したのは、結果論ですからね。子供達に、今教える必要はないけれど、もうちょっと大きくなったら、自分の子供にはちゃんと教えるぞと心に決めました。
歴史から学ぶ事って、沢山あるから、もうちょっと骨のある「ブラックヒストリー月間」を望んでます。