2月毎年楽しみなんですよ。ブラックヒストリーマンス(黒人歴史月間)だから、ここぞとばかりに昔の映画やキング牧師のスペシャル番組とか放映するから。でも年々寂しくなりました。一番楽しみなのが、TCM(ターナー・クラシック映画)チャンネルの特別番組。今年は、とりあえずシドニー・ポワチエの映画や「Sounder / サウンダー (1972)」を放映する予定だけど、特別に...という感じではないみたい。私なんて楽しみだから毎年1月の終わり位からTCMのサイトで調べていたのに!去年までは確実に特別番組があったのに、今年はゼロっす。寂しいものよ。物凄く撮る気満々で、HDの掃除を一生懸命したのにさ。メディア化されてない古い映画を流してくれたり、凄く楽しみだったのよーーーー。何年か前に失敗したしさ、リベンジしようと思ってたのにさ!!
というのも、黒人の間で「ブラックヒストリーマンスなんて要らない!」という声があるからなんですね。「要らない」という声は、その期間だけ特に学ぶのも変な話だ...という人や、黒人だけの歴史を勉強するのも変だとか、逆差別だ...とか色々な理由。
私はいいと思うんですけどね。それで自然とアジアン月間とかヒスパニック月間とか出来たし。その期間だけでもいいから、少しは学んだ方がいい歴史だって沢山ある。自分達の歴史を知っているようで、知らないよ、みんな。毎年少しずつで良いから学んでいけばいいじゃん。人種はボーダレスになってきて、人種なんかに拘っているべきではないという意見もよーく分かりますよ。でもまだまだ全員がそうじゃないし、歴史を見つめ直すのも良いものですよ。
はぁ、悲しい。とにかく悲しい。
ところで上の「Precious: Based on the Novel Push by Sapphire / ú{¢öJ (2009) aka Push」、同じ時期に同じタイトルの映画があるらしい。そちらにはダコタ・ファニングとかジャイモン・ハーンスゥが出演。あー、ややこしや、ややこしや!それにしてもリー・ダニエルズは「Shadowboxer / サイレンサー (2006)」を見た時には、プロデューサーの腕はあるが監督の才能は丸でゼロだなって思ったけれど、見事にリベンジしましたね。失敗から学んだんでしょうか?悪い歴史は繰り替えなさい為にも、勉強しなきゃ。