Cast >> Chuck D., Marshall Chess ....
Director >> Marc Levin
Producer >> Martin Scorsese ....
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> X Direct >> 5 Music >> 4
ブルースが生んだ偉大なる子供達。
マッド・ウォーターズの「エレクトリック・マッド」を聴いて夢中になった、ラッパーの大御所チャックDが、そのアルバムをリリースし、マッドが長いこと在籍していた「チェス」レーベルの創設者の息子にEメールを送り、その後メールのやりとりが続いた後、チャックDがチェスの本拠地であるシカゴに出向き、チェスレコードやゆかりの地を訪れ、「エレクトリック・マッド」の演奏者達とセッションするまでのドキュメンタリー。
ブルースは基本的にロックの生みの親として知られている。キース・リチャーズやエリック・クラプトン等のロックの偉大な子供達が、ブルース音楽に精通し尊敬し、影響を受けているからだ。
最近のヒットチャートを賑わすラップアーティストが、ブルースのファンだというのを聴いたことがない。ところが、ラップの大御所チャックDが、ブルース音楽を語る姿は、何かに夢中になっている子供のように、はしゃいでいる。
去年、ブルース歌手の父と、ラップアーティストのナズが組んだ曲も、ブルースとラップの関係を改めて発見し、ヒットした。
ブルースが生んだ子供達は、ロックのみならず、ラップにも隠し子がいた事を知らせてくれる作品。
(11/11/05:DVDにて観賞)