ベテラン俳優であり、活動家としても知られていたオシー・デイビスが87歳にて他界した。フロリダ地区で「Retirement(引退)」という映画を撮影中だったデイビスは、朝孫からの電話を受け、その後にホテルで息を引き取ったらしい。死因は今のところはっきりしていないが、事故や事件ではなく自然的なものらしいと警察は言っている。
ジョージア州出身だが、大学をワシントンDCの黒人名門校ハワード大学に進み、その時にハーレムルネッサンスの中心人物だったアラン・ロックに出会い、舞台に進む。その後、陸軍に進み第2次世界大戦を経験。また舞台に戻り、シドニー・ポワチエと同じく「No Way Out」で映画デビュー(ポワチエは準主役で、デイビスは脇役)。その映画で出会ったルビー・ディと結婚した。詳しくは、http://www.blackmovie-jp.com/actor/davis-o.phpにて。
つい最近、妻のルビー・ディと共に、ケネディ・センター賞を受賞したばかりだった。*1
オシー・デイビスがある著書に残した言葉で、ハリウッドで映画作りを目指す若者に残した言葉だ。
My hope is that, seeing these films, knowing that this kind of work was done, knowing that this kind of filmmaking exits, will whet the apptite of those youngsters who do know now truly believe that they can make it.
私の希望は、若者達が昔の映画を見て、そういった映画があった事を知り、そういう風に作られた映画がある事を知る事が、可能性がある事を知っている若者の刺激になるだろう
彼の映画だけでない活動は、スパイク・リー等の若者を刺激してきたし、もちろん我々一般人にも刺激してくれた。
葬儀などの日程など決まっていないが、決まり次第またお知らせする。
偉大な魂よ、やすらかに