ゾーイ・クラビッツが最高に可愛くもカッコいい!『Roxxy/ロキシー』
『X-メン』から『マッドマックス 怒りのデス・ロード』までと活躍が著しいゾーイ・クラビッツと、『スピード・レーサー』等で主演を務めたエミール・ハーシュが主役のバイオレンス・ラブストーリー。現代版『俺たちに明日はない』って事らしい。まあそれもそうなんだけど、『トゥルー・ロマンス』ぽさを感じた。今年『トゥルー・ロマンス』ぽさを感じたのは2回目。そして、ポスト・オバマぽい。それも今年2度目。という訳で、去年から今年の流れをとても汲んだ作品だなーと。
街の交差点。一時停止標識で止まっていたヴィンセント(エミール・ハーシュ)。別の方向からやってきて一時停止していたロキシー(ゾーイ・クラビッツ)。ロキシーに先に行くことを譲ったヴィンセント。すると後方からやってきた車に追突されたロキシー。追突した車からコーデル(ジェイソン・ミッチェル)が出てきてロキシーを攻撃し始める。止めに入るヴィンセント。ヴィンセントとロキシーはヴィンセントの車で遠くまで逃げた。途中話をしながら。そして、ヴィンセントは遥か離れた実家に戻り...
もう最初に書いたように、『トゥルー・ロマンス』系の不器用な2人による喪失感のある全力でやり切りました!っていう感じのバイオレンス・ラブストーリーが好きな人にはたまらないと思うよ。まああーーーとにかくゾーイ・クラビッツが可愛い。そして強い。彼女の可愛さってやっぱり目。ヴィンセントを見つめる視線が可愛い。こりゃあ、男性みんなイチコロだろうなーと。モテる筈ですわ!あの視線使いがとても勉強になりました。エミール・ハーシュも不器用で無口な感じがキュンとしました!けど、この映画は最初アントン・イェルチン(R.I.P)とメガリン・エキカンウォーク(現クリス・ロック彼女)で決まっていたらしい。アントン・イェルチンの方は見てみたかったかも!でもロキシーはゾーイで良かった。ロキシーの可愛いんだけど、最高にカッコいい感じはゾーイそのもの。
ところで、終盤はパム・グリア嬢の『Coffy / コフィー (1973)』ぽさがあった。どこかは今は言えない。なぜなら最近厳しくなったネタバレ禁止委員会の皆さんに怒られるので。まあでも察しの良い人にはそれでどこの事か分かるでしょう!逆にネタバレ禁止委員会の皆さんには絶対に分からない筈。あのシーン、セリフと言いカッコいい。
この映画の監督はゲイリー・マイケル・シュルツなので、え?もしかしてブラックムービー界の名監督Michael Schultz (マイケル・シュルツ)のご子孫かと思ったけれど、どうも関係なさそうだ。人種違うし。ミヒャエル・ファスベンダー似。
あ、ポスト・オバマについて書いてないですね。私が思うポスト・オバマは、映画で人種についての公言が無いという事。『Everything, Everything / エブリシング (2017)』でもそうだったけれど、異人種カップルだけど、それについて語られないし、それが彼らの問題ではない。この映画もそうでした。でも内容から点数1点引いたのは、相変わらず黒人はギャングかい!という所かな。あ、そうあの「月の男:日の終わりに」キッド・カディがかなーーり悪い役で登場。で、主演の1人がエミールじゃないですか。「マン・オン・ザ・ムーン:ザ・エンド・オブ・デイ」聞きたくなるわー。
ツイートした時には知らなかったのですが、どうやらこの映画の日本上映も決まっているそうです!10月から。詳細は↓のリンクにて。って、邦題ヴィンセント居ない!www まさかの今までの逆パターン!ポスターとかで黒人だけ消える事は多々あったのに...斬新!ロキシーはヴィンセントを見捨てねぇ...と『ハイロー』の琥珀さんのように決めた感じで、本日の写真にはちゃんとヴィンセントをwww
Vincent N Roxxy / Roxxy/ロキシー (2017)(4.25点:1570本目)