最近、年に1本位あるのがブラックムービー系サスペンス(ちょっとだけエロチックに)の、今年の1本がこれ。去年のそれ枠であった『The Perfect Guy / パーフェクト・ガイ (2015)』に出演していたモリス・チェスナットが主演。黒人版『ゆりかごを揺らす手』などと言われておりますが、ちょっとだけ違うかなー。まあそう言われるのには所以がある。この映画タイトルは子守歌「ロッカバイベイビー」の一節から取っており、その後に続く節が『ゆりかごを揺らす手』の原題(The Hand That Rocks the Cradle)とはイコールではないのだけど、太文字の部分が続く部分で、ほぼ同じなので匂わせている訳ですね。というか、題通り『ゆりかごを揺らす手』の前段階である妊娠中に起きるサスペンス。こちらは代理母という設定なんですね。女性が幸せな家庭に入り込んで...のサスペンスという事でまあ似ているのは似ている。
まあ想像通りの展開です。ハラハラはする。けど1回キリのパターン。また見たくなる事はないかなー。と。一番イライラしたのが、警察の到着が「ええええーーーーーえええ!」って位無茶苦茶早い時と、次の朝来るパターン。都合良すぎwww ただ、モリス・チェスナットは良い人そうなので付け込まれて、ああいう風に女性に言い寄られそうだとは思った!
でもこういうブラックムービーのセクシー系サスペンスって、どんなにセクシーで芸達者な人が演じても物語が安くてギャグ映画になっちゃうんだよねー。いつもケラケラ笑ってしまいます。『Obsessed / オブセッション 歪んだ愛の果て (2009)』しかり、『The Perfect Guy』しかり... まあまあ頑張っていたのが『No Good Deed / 善き人に悪魔は訪れる (2014)』かなー。でもやっぱり笑っちゃうんだよね。でもこの映画『オブセッション』や『The Perfect Guy』ほど笑えないんだよね。あ、サスペンスか。
(3点/5点満点中)
When the Bough Breaks / サロゲート -危険な誘い- (2016)