Cast >> Quvenzhane Wallis (Annie), Jamie Foxx (Will Stacks), Cameron Diaz (Miss Hannigan), Rose Byrne (Grace Farrell), Adewale Akinnuoye-Agbaje (Nash), Tracie Thoms, Dorian Missick ...
Director >> Will Gluck
Writer >> Aline Brosh McKenna, Will Gluck, Emma Thompson, Thomas Meehan (book of the stage play by), Harold Gray (based from the comic book "Little Orphan Annie" by)
Producer >> Jay-Z, Will Smith
Genre >> Musical
Country >> USA
総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 5 演出 >> 4 音楽 >> 5
"I love ya, Tomorrow!"
アニー(クヮヴェンジャネ・ウォリス)は弁が立つ女の子。毎週金曜日は決まって放課後にとあるイタリアンレストランの前に居た。自分の両親を探す唯一の繋がりがそのレストランとロケット型ネックレスだった。アニーは他の女の子と共に、独身のハニガン(キャメロン・ディアス)の元でフォスターキッドとして生活していた。ハニガンはいつもガミガミでヒステリック。一方で、携帯電話会社で富を得たウィル・スタックス(ジェイミー・フォックス)は、NYの町をどうにかしたいと、市長選に名乗り出ていた。様々な手で投票を得ようとしていた。そんな時に、犬を追って飛び出したアニーを偶然道で救うウィル。たまたま道でその様子を録画していた事が縁で、ウィルは候補者として人気を得る。それに目をつけた選挙対策主任がアニーとウィルのランチをセッティングする。アニーはウィルに「一緒に住まわせてよ!選挙でも役立つよ!」と驚きの提案をする。ウィルは渋々その提案をのむが...
日本でも毎年上演される人気ミュージカル『アニー』を現代に置き換えた”黒人版”である。主役が赤毛のそばかすではない”黒人版”アニーに極度な拒否反応を示す人まで飛び出した問題作でもあるが、一方で黒人アニーを演じたクヮヴェンジャネ・ウォリスはゴールデン・グローブ賞で主演女優賞にノミネートされるなどの評価も受けた。結論から言うと私は号泣した。年老いた私の涙腺はすぐに破壊されてしまう安いものではある。でもウォリスが熱演するアニーと、さすがの安定感を見せるジェイミー・フォックスのコンビが好きである。とあるウィルの秘密を見てしまった時のアニーの大人な対応が最高である!あの雰囲気は元々コメディアンのフォックスと芸達者なウォリスならではな雰囲気である。
”黒人版”で何が悪い!黒人に孤児が居ないとでも言うのか?それでも人はアニーは赤毛でそばかすなのだ!という人々は居るであろう。そんな植えつけられたイメージを笑い皮肉るためにも黒人アニーは歌い踊り観客を泣かせるのである。
(3/21/15:DVDにて鑑賞)