ホームページにはエントリーしませんでしたが、面白いドキュメンタリーだったのと、エア・ジョーダンとかここに訪れてくれる方々にも興味ありそうな裏側が描かれていたので書きます。スポーツ専門チャンネルESPNが制作の「30 for 30」の新作。
ソニー・ヴァキャロは昔から怪しかった。友達に自分の通っていた大学に行くように薦める。友達を大学の事務所まで連れて行く。成績も良くなかったし、大学入学に必要な試験も受けていないので、到底無理だと思っていた。しかしソニーは「大丈夫だって、何とかする」と言い、数日後になぜか入学案内が友人に届いた。大学を卒業したソニーは怪しい仕事を転々とし、「ナイキ」に出会う。まだその頃のナイキは日本のオニツカタイガー(現アシックス)を輸入するだけの小会社だった。当時のバスケットボール界では、ダンクの神様ドクターJがコンバースを契約し、チャックテイラーなどが子供たちにも人気となったのだ。その後、80年代中ごろまでコンバースが人気を独占する。マジック・ジョンソンやラリー・バードもコンバースのCMに出演していた。そこに目をつけたのがソニーだった。ナイキを知ってもらう、いやナイキの顔となる人物と契約する事だと悟る。そこでソニーが見つけたのがマイケル・ジョーダンだった。大学で優勝に導く活躍をし、ドラフトでも上位が期待されていた。ソニーはマイケル・ジョーダンとの契約を取り付ける。と言っても最初はなんのコネクションもなかったので、ソニーの結婚式のベストマンも務めた親友ジョージ・ラヴェリングに頼んだ。ラヴェリングは当時ワシントン州立大学のバスケットのコーチだったのだ。ラヴェリングはジョーダンとソニーをアウトバックス(レストラン)で会わせる。後はもうみんなが知るとおりですね。そして新しいジョーダンを発掘する為に、ソニーはナイキにスポンサーをさせて、優秀な高校生を夏に集めて「ダッパーダン・ラウンドボール・クラシック」を開催するようになる。ナイキで契約する選手を見極め、そして若い頃から接触出来るようにしていたのだ。コービー・ブライアントもその一人だった。ソニーとナイキは早くからコービーに目をつけていた。しかしコービーはアディダスと契約してしまう(後にナイキに変更するが)。ソニーはナイキから解雇されてしまう。そしてアディダスがソニーを雇うが...
と大体がこんな感じ。ナイキとマイケル・ジョーダンを結びつけた人。ナイキの基礎を作った人。なのにナイキから後に解雇され、親友のジョージ・ラヴェリングとも仲違い。全てを失いアディダスに拾われるも...ですね。でもこのおじさんに同情はしないかな?中々面白い作りのドキュメンタリー。ナイキはマイケル・ジョーダンだけでなく、タイガー・ウッズという大物も手に入れ安泰。でもソニーはその後マイケル・ジョーダン以上の選手を手に入れる事は出来なかった。それでも中々優秀な選手を育てたとは思う。コービーは酷いねwww ってか、その酷さがコービーぽいとは思った。そしてレブロン・ジェームスも割りと酷い。と、この2人とソニーの関係を知って、「嗚呼、だから私はこの2人苦手なんだわ!」と改めて思いましたわ。最近でもマイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームスのどちらが優秀かで揉めたなんてニュースがありましたが、私からしたらジョーダンの1択ですね。同じくコービーvsMJも同じく。この前クリス・ロックのインスタ見ていたら、こんなのがあって、そうそう!と納得したもん。バスケの技術も靴からしても、まだまだマイケル・ジョーダンを超える選手は出てきてないですよ!断言!一刀両断!!
私、NBA好きなんですが、あまり靴には元々興味がなく... 買ったのは大好きなペニーたんのシリーズ位。リル・ペニー世代。普通に履き倒して捨てました。あは。NBA好きの中でも靴やカード好きが多いですよね。でもこれ見たら、裏側が余りに壮絶&酷くて、『Blood Diamond / ブラッド・ダイヤモンド (2006)』を観た後と同じく、高いバッシュ要らねー!!ってなりますね。まあでも引退後になんなく生活できているのは、ナイキとかで人気のシューズを契約したお陰っていう選手も居ますからねー。でも、私はスターブリーでいいです!ステフォン・マーブリーが小さい頃に憧れのバッシュを買えなかった事を思い出して、安価で販売している心優しいバッシュでいいです!
(4点/5点満点中:4/16/15:TV放映にて鑑賞)