Cast >> Coco, Pug, Steven
Director >> Lotfy Nathan
Writer >> Lotfy Nathan
Producer >> Lotfy Nathan, Eric Blair, Tom Colley, Taylor Gillespie, John Kassab
Genre >> Documentary
総合ポイント 4.25点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> N/A 演出 >> 5 音楽 >> 4
"Sounds like something I'd do"
もうすぐ13歳になるパグ少年を2010年春から2013年冬まで追ったドキュメンタリー。パグは地元ボルチモアに昔からあるオフロードバイクで普通の町を走り、そしてウィリーなどをしている集団「12オクロック」に憧れていた。そしてパグもその才能があったのだった...
全米には各地特徴的な文化...というか、事があったりするが、この映画はメリーランド州ボルチモアにあるオフロードバイクの集団を追っている。彼らは日曜になると普通の町中で、ウィリーなどの走行を繰り返す。警察は事故が多いので目を見張ってはいるが、追いかけると余計に事故になってしまうので、手を焼いている。実際にこの映画ではいつもパトカーや救急車のサイレンが鳴り響いている。その中でもこの映画はパグという少年を追う。悪ーーーいラップのビデオから抜け出したような言葉使いの12歳。BワードにFワードにNワードは当たり前。そんな彼の話にもイチイチイライラして「親は一体どういう教育を!」と思わずには居られない。そして母親が出てきて、やっぱり納得してしまうのだ。彼女は彼女なりに頑張ろうとはしているのかもしれないけれど、あれは...そりゃ、子供もグレるわ!と思ってしまう。でも母親が「動物が好きなんだから、獣医になりなさい!」と言われ、嫌だといっていた割には、その後に知らないおばさんに話しかけられて「将来は?」と聞かれたら、「獣医」と言ってしまう、やっぱり可愛い子供ではある。
しかし、彼らの終わりのない目的のない「ただ気持ちいいからバイクに乗る」という事だけを見せられ、そしてそれを象徴するかのような後味悪い突拍子もない最後に愕然とする。パグの将来、どうなるんだろうか?あのままグレるのか... 希望が無くて絶望的だ。
(8/20/14:DVDにて鑑賞)