Cast >> Francois Cluzet (Philippe), Omar Sy (Driss), Anne Le Ny (Yvonne) ...
Director >> Olivier Nakache, Eric Toledano
Writer >> Olivier Nakache, Eric Toledano
Producer >> Nicolas Duval-Adassovsky, Laurent Zeitoun, Yann Zenou
Genre >> Comedy
Country >> France
総合ポイント4.5点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 5 演出 >> 4 音楽 >> 5
the chemistry of nature
パリの貴族階級で億万長者のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、首から下が動かせない体の不自由な中年男性だった。世話する人もフィリップの気難しさもあって、すぐに辞めてしまう。新しく面接に来たのがドリス(オマール・シー)だった。彼は仕事には興味がなく、失業保険の書類にサインしてもらうだけの為に来た。しかし、フィリップはそんなドリスを採用してしまう。嫌がるドリスだったが、フィリップとの賭けと、家から追い出されたのもあって、引き受ける事になった。そんなふたりが生活を始めるが...
本国フランスでは記録的なヒットとなった作品。オマール・シーがセザール賞や東京国際映画祭で主演男優賞に輝いた。健常者は、体の不自由な人達に対して、どう接するのが良いのか?正直、これに正解はないと思う。フィリップみたいに、同等に扱われたい人もいれば、そうじゃない人も居ると思う。日本で電車に乗ると、お年寄りに席を譲るんだけど、極端に嫌がる人も居る。
オマール・シーの明るさと、顔と台詞でしか演技が出来ないフランソワ・クリュゼの対照的な演技が見もの。物語はハリウッドでも昔からあるので、ちょっと残念。
フィリップとドリスの関係は、一種の化学反応だ。どうなるか分からないなら、試してみる他ない。それで上手くいったのが、ドリスとフィリップ。人の関係とは、そういうものかもしれない。
(3/6/13:DVDにて鑑賞)