Uprising: Hip Hop & The L.A. Riots / 日本未公開 (2012)
Cast >> Snoop Dogg (Narrator), Ice Cube, Ice-T, Arsenio Hall, John Singleton, Kurupt, Nas, Cheo Hodari Coker, Too $hort, Rodney King, KRS-One, DJ Yella ...
Director >> Mark Ford
Writer >> Mark Ford
Producer >> Wesley Jones, Mark Ford, Snoop Dogg
Genre >> Documentary
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 4 Music >> 5
Fu** tha Police
ロドニー・キング事件から始まったロサンジェルスの蜂起から20年。ヒップホップとの関係を紐解いていく。
我々はロサンジェルス暴動と言うが、この映画のタイトルは「蜂起」という言葉を使っている。ロドニー・キングが警察官に暴力を加えられ、そしてその警察官達は無罪となった事を発端に、ロサンジェルスの町が大きく変わっていく。南カリフォルニア大の教授であるトッド・ボイドはこう語った。「彼等(警察や政治家)は、もっと早くにアイス・キューブやアイスTを聞いておくべきだったんだ」と。アイス・キューブが居たN.W.Aは、ロサンジェルス蜂起の前の1988年に「Fuck tha Police」という曲を作っている。警官への怒りをぶちまけた曲。その時に彼等が対応しておけば、ロドニー・キング事件もなかったし、ロサンジェルス蜂起もなかった。ヒップホップは以前からずっと市民の言葉を代弁していた。そしてこの曲が皮肉にもこの蜂起のアンセムとなる。
そしてロサンジェルス蜂起の後に残ったもの。暴力の率が減り、ギャングの2大巨頭クリップスとブラッズが和解したりもあったが、残ったのは何も変わらない黒人コミュニティの傷跡だ。
(5/2/12:TV放映にて鑑賞)