いやー、この前も書いたけど、グウィネス・パルトロウは嫌いになれる要素が一杯あるねー。この映画でも、一番悪くない?ウィルスは持ち出すわ、別れた夫と不倫してるわ、最悪な女性ですよ!マット・デイモン、可哀想過ぎ。別れた元夫と不倫なんて、一番酷い。この人のせいで、世界中がパニックになった訳ですよ。いや、本当は手を洗わない人が一番悪いんですけど...
という事で、近年でもSARSや鳥ウィルスだなんだと、普通にしていると見えないウィルスはなんだか怖い。見えてるウィリス(ブルースね)も老けないから怖くなってきたけどね。なんだかかんだと人間は強いようで、弱い。今回も新種のウィルスで人がバタバタと亡くなっていく。単なるインフルエンザだと思っていたら違っていた。しかもウィルスが特定出来ないから、薬もない。この映画の面白さは、ウィルスの怖さだけじゃなくって、人が理性を失った怖さも描いている点。その変を上手く描きだすのに使われたのが、ジュード・ロウのアランという男。ブロガー。根拠のない物を効くと書いて、余計に一般市民を混乱させていく。でもアランは愉快犯でそうした訳じゃないですからねー。インターネットには大きな間違いやデマが数多くあるので、それを見極めていく事も大事。スルー検定っていうやつですね。でもスルーしちゃいけない事柄もあったりします。
無数の人がリンクしていくハイパーリンク映画。「Crash / クラッシュ (2005)」と同じ。でもこの映画はその見せ方も巧かったですね。世の中は映画以上にハイパーリンクしている。人と人が接せずには生きていけない。だからこそ触れる恐怖がある。でもこういうハイパーリンク映画には数多くの俳優が登場する楽しみもある。その中でやっぱりケイト・ウィンスレットは見せるなーと思わせてくれました。彼女の巧さが引き立ってた。ローレンス・フィッシュバーンの妻がサナー・レイサン。やっぱりちょっと違和感あるかな??年齢的にもう一回り上の女優さんが良かった。
U2の曲が心に染みる!同じ曲が「リアリティ・バイツ」でも使われてたよね。あのビデオは懐かしい。ショート映画のような素晴らしい出来。あのピーター・ディンクレイジが出てたんだよね。
っていうか、こんなニュースを見つけました。リアル「コンテイジョン」じゃないか!!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
(4.25点/5点満点中:2/22/12にDVDにて鑑賞)