Love Come Down / 日本未公開 (2000) 883本目
ラレンズ・テイトは過小評価過ぎる!結構いい映画出てるんだけど、箔が無いというか... 背が小さいからかな?「Menace II Society / メナース II ソサエティー/ポケットいっぱいの涙 (1993)」からの〜「Love Jones / ラブ・ジョーンズ (1997)」に「Why Do Fools Fall in Love / ホワイ・ドゥ・フールズ・フォール・イン・ラブ (1998)」に「Dead Presidents / ダーク・ストリート/仮面の下の憎しみ (1995)」だよ。名作揃い。私は「The Inkwell / ファンキー・サマー・ビーチ (1994)」も好きだわ。しかもさ、それらにただ出てる訳じゃなくて、全部で主役だっちゅうの!それなりの貫禄があっていい筈。でもそういう部分をあえて付けない所がラレンズ・テイトの良さだろうね。だからこそ色んな役に染まる事が出来る。
なんとなーーく軽いラブコメが見たかったその日。タイトルの感じとかもそんな感じじゃないの?と手に取ったらとんでもない!全然軽くなかった。ラブロマンス物でドラマではあるけれど、決してコメディではなかったかなー。あー、でもちょっとコミカルな台詞とかはあるけどね。3人の兄弟が主役。いろんな映画サイト見ていると2人の兄弟が主役と書いているけど、いちよう3人兄弟。ママは同じだけど、兄弟それぞれ人種が違う。あ、でもママが一緒という事は下の2人は同じ人種なのかー。でもどう見てもラレンズ・テイトはミックスには見えないよね。お兄ちゃんのマットはボクサーで白人。ラレンズが演じるのが真ん中。ヤク中でコメディアンを目指している。一番下がDJ。人種混合で「Four Brothers / フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い (2005)」と被る。でもこちらは養子なんだよね。こちらは半分は血の繋がった異父兄弟。お母さんは今は刑務所。徐々にフラッシュバックによってこの兄弟の秘密が明らかになっていくんだけど、大体分かっちゃうよねー。そのフラッシュバックも多いから、何か面倒。でも一番下の弟は何か可愛い。トーストのシーンは可愛い。演じた俳優の名前がレインボー・サン・フランクスですって。なんと可愛い名前。日本だったらDQN親と言われそうだわね。
実はこの映画カナダ作品。カナダ出身のクレメント・ヴァーゴ。そしてラレンズ・テイトの相手役にはカナダ出身の歌手デボラ・コックスなり!カナダ色強し。しかも3人兄弟のパパは、かなり強烈な訛りで話していた。しかも祖先が奴隷時代にマチューテでサトウキビを切っていたという話もあるので、カリビアンからカナダに渡った移民なんだろうね。
(3.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)