映画秘宝の評判通り!面白かった。ニコラス・ケイジがいい味出してますねー。コレ観るとやっぱりバットマンのヒーローイメージって、かなり影響をもたらしているんだなーと思います。クロエ・モレッツが可愛い。最後カッコイイし。親子でも母と娘でもなく、母と息子でもなく、父と息子でもなく、父と娘にしたのが上手いですねー。主人公の友達の1人を演じたデブのメガネ君は「Hot Tub Time Machine / オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式 (2010)」にも出てましたねー。あと、この映画で唯一普通の人を演じたのがオマリ・ハードウィック。「Miracle at St. Anna / セントアンナの奇跡 (2008)」とか「Next Day Air / 日本未公開 (2009)」とか色々と出てますが、彼的に一番おススメなのが「Linewatch / バトル・ライン (2008)」です。是非彼が気になったら観て欲しい。
ヒーロー映画の主人公はまあ大体イケテない奴が多い。あのスーパーマンだって借りの姿の時はイケテナイ男。どちらかと言うと虐められっ子。スパイダーマンもそう。オールアメリカン的な高校ではフットボールの花形選手でスタジャン着てチアリーダーの彼女を侍らせるような男は映画の世界ではスーパーヒーローにはなれない。この映画もその王道。好きな子には話しかけられないしスーパーヒーローのコスプレやって興奮しちゃうチェリーボーイな奴がヒーローになっちゃう。ブラックムービーでも同じ。「The Meteor Man / スーパーヒーロー・メテオマン (1993)」もそうだったし、これと似ているのが我らの「Blankman / ブランクマン・フォーエバー (1994)」でした。ブランクマンも発明好きのチェリーボーイ。大好きなおばあちゃんが殺されたのをきっかけにヒーローになろうと、おならボールとか(もちろんそれだけじゃないけどね)開発。この映画の主人公と同じでヒーローとしての挫折も味わう。最初はちょっとした出来事でヒーローとして有名になって、偽者も出てきちゃうしね。小さい頃にバットマン観てヒーローに憧れてるし。急に仲間のヒーローが誕生しちゃったりね。ブランクマンとこの映画の大きな違いは武器ね。ブランクマンはブランクマン手製のリサイクルで作ったダサい発明品。こちらは凄いカッコイイ最新武器をネットとかで調達。
となるとね、やっぱりブランクマンが好き。私にとってのブランクマンの壁は厚いし高いですわ。ブランクマンもたまにクロエ・モレッツ的に可愛い所もあるよ。マックで注文取ってる姿は萌えるよ。ブランクマン好きの人はこの映画は確実に面白いと思える筈です!
(4.5点/5点満点中:DVDにてJ-5(分かるかなー)と共に鑑賞)