この映画楽しみにしていたんですよ。劇場で見ようと思っていたのに、アッという間に終わってしまっていてDVDになってしまいました。アクションスターが勢ぞろい。観ない訳にはいかない!とまで思っていたんですが、何でしょうかねー。期待し過ぎ?とも思ったけど、一緒に観ていた同じくアクション映画好きでこの映画を楽しみにしていた夫も「何だかナー」と阿藤快になってしまってました。
使い捨ての意味を持つ「エクスペンダブルズ」の最強傭兵軍団。お金の為にそれぞれ戦術や銃やマーシャルアーツにナイフ等得意な分野を駆使して任務を遂行していく。取り合えずは今世界問題となっているソマリアの海賊に立ち向かい、易々と任務終了。さすがアクションスター軍団、ソマリアなんてヘッチャラ易々。さすがカッコイイねーなんて思うし、スタローンとドルフ・ラングレンが仲間ってだけでゾクゾクする。そこに硬派なジェット・リーやスピード感あるアクションやらせたら今一番のジェイソン・ステイサムとか、ガチで喧嘩したら一番強そうなランディ・クートゥアとか居て凄い!そりゃ、ソマリアなんて...と思わせてくれますよね。所がさ、なんでテリー・クルーズなの??いや確かにテリー・クルーズはあの大きな銃を持っていても似合う。さすが元NFL選手。でもテリー・クルーズはコメディやらせてナンボでしょ?いや別に彼がアクションやっても良いとは思う。でもせっかくアクションスター集めたなら、せめてヴィン・ディーゼルとかマイケル・ジェイ・ホワイトとかザ・ロックとか黒人アクション要員は居た筈。最初はウエズリー・スナイプスにオファーしたけど、トラブルがあって出れなかったのは分かる。でも... まあでも「トークンブラック」の役目はきっちり果たしてたよね。でもボーナス映像のNG集すら出てこない。ガッカリ。いや、ブラックムービーのいじめっ子大将はNG出さない真面目な奴なのか??
そして途中からどっか架空の島国に飛んでしまう。そこからはもう哀しくなるね。あのアメリカの貧困に立ち向かいアメリカンドリームを手にしたロッキーが... アメリカが心病んだ戦争に一人立ち向かいアメリカのヒロイックを何度も取り戻したランボーが... 美女の為に戦うなんてさ。もうガッカリよ。何で?何でなのーー!と、スタローンの首を掴んでガクンガクンさせたい位よ。それ位好きという事よ。あと私をイライラさせたのは、この映画のジェット・リーのチビネタね。アジア人は小さいっていう、どうしようもないジョーク。あれが出るたびムカついてました。面白く無いし。でもスタローンとある人(私はバラさないよ)のやり取りは笑ってしまうね。あとミッキー・ロークは良いね。
アクション業界もサイクルが早くてその意味もあって「使い捨て軍団」なんて付けたのかもしれないけど、仲間意識があってお互い共存している事はよく分かった。スタローンも老体?に鞭打って頑張って作っているのもボーナス映像で分かった。ただ彼等が手を抜いていたとは決して思わないけれど、こんな豪華な「使い捨て軍団」ならもっともっといい作品が出来た事と思う。
(3点/5点満点中:DVDにてプロテイン飲みながら鑑賞)