Cast >> Jaden Smith (Dre Parker), Jackie Chan (Mr. Han), Taraji P. Henson (Sherry Parker), Wen Wen Han (Mei Ying), Zhenwei Wang (Cheng) ...
Director >> Harald Zwart
Writer >> Michael Soccio
Producer >> Jerry Weintraub, Will Smith, Jada Pinkett Smith ...
Genre >> Drama
Release (JP) >> 08 / 14 / 2010
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 4
Lil' Will Smith stands own
ドレ・パーカー(ジェイダン・スミス)は父を亡くし、母(タラジ・P・ヘンソン)と共に新しい生活を始めるために中国の北京にやってきた。すぐに近所に住むヴァイオリニストのメイ・リンと心を通わせるが、それを見ていたチェンにいじめられるようになった。いじめから解放されるために近くで見つけたカンフー道場に入ってみるが、そこでチェンが有望株としてしごかれているのを目の辺りにして絶望する。ある日、ドレはチェンに仕返しをするが、逆に大勢からやられてしまう。そこを助けたのはドレが住むアパートの修理人のハン(ジャッキー・チェン)だった...
80年代に映画を観てきた者は必ず見ているであろう、あの「ベスト・キッド」のリメイクである。オリジナルではミヤギさんがカラテを教えつつ、アメリカ人にはエキセントリックに見える日本の伝統をも(若干不思議な伝統もあるが)アメリカの若者に教えていくという物語。今回のこのリメイクはかなりオリジナルに忠実。ただタイトルにもある肝心なカラテがカンフーに変わってしまっているのは笑うしかないが... またオリジナルに忠実であるが為に引越し先でも恋仲となる。ただ12歳の主人公のそれはあんまり見たく無かった。可愛い恋物語というよりも、最近のアメリカのTV番組のように進みすぎていて目を覆いたくなる演出。12歳にしては小さく見えるジェイダン・スミス君には合ってなかった。しかし、そのジェイダン・スミスが見事に「小さな」ウィル・スミスなのである。自然にヒロイック。あの小さな体にどのようにカリスマが潜んでいるのだろうか?
子供向けの映画にしては少し長すぎるのが気になる。戦うようになるまでが長い。でもジェイダン・スミスのカリスマ性とジャッキー・チェンの自然なエンターテイメント性と大掛かりな演出が観客を飽きさせない。またアメリカの子供達の多くを武術の道へ進ませる事になりそうだ。
(6/27/10:劇場にて鑑賞)