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ブラック・パンサー

以前、ブラックパンサー党の幹部だった日系人リチャード・アオキのドキュメンタリー映画「AOKI」をご紹介しましたが、今回もまたブラックパンサー党ドキュメンタリー映画41st & Central: The Untold Story of The L.A. Black Panther Party / 日本未公開 (2010)」を。こちらはロサンジェルス地区のブラックパンサー党を追ったドキュメンタリーで、この映画の監督の父もロサンジェルス地区でブラックパンサー党員だった。監督はUCLAに在学中にインターンとしてクリス・ロビンソンやポール・ハンターという有名なミュージックビデオ監督の下で学び、後にN.W.Aのイージー・Eのドキュメンタリー「Eazy Duz It」を監督。BETでも放送された。

ブラックパンサーロサンジェルス支部の始まりから、ワッツ暴動、LA市警との確執、ロサンジェルスでの差別の歴史等、ロサンジェルス支部開設から携わっている元党員へのインタビューにより明らかにしていく。また党員のバンチー・カーターとジョン・ハギンスがUCLAで殺された事件についても迫る。この2人の殺人事件が、LAギャングの歴史の始まりとする歴史家も多い。

このドキュメンタリーは3月にロサンジェルスで開催された「Pan African Film & Arts Festival」で上映。会場には「Panther / パンサー (1995)」でヒューイ・P・ニュートンを演じたマーカス・チョンも訪れた。

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予告編

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